【わたうちいけ / 千葉公園の池、弁天池】
リーズナブルにボート遊びできる鉄道映えの公園池
千葉市の中心近くに位置し、800平方メートルの中の島を持つ楕円形の公園池。池名にまつわる江戸時代の伝承も残る。低山も隣接し、千葉モノレールの千葉公園駅が隣接する駅チカの池でもあり、手軽な池さんぽや池ごはんにうってつけ。
池の周辺は千葉公園として整備され、30分200円でボート遊びができるほか、散策、野鳥観察で人気。(ボートは冬期休業)
ブラックバス、へらぶな、鯉、クチボソ、ブルーギル等が生息するが釣りは禁止。
春は660本のサクラが植樹され、大賀ハスが植えられた蓮池も隣接。
球場側に駐車場がある。
鉄道が映える池
千葉モノレールから池を俯瞰することができる。また、池側からモノレールの勇姿も。
お隣の蓮池
綿打池には蓮池が隣接。植えられた大賀ハスの開花は6月下旬〜7月初めごろ。
隣には低山のラッパ山
日本百低山でこそないが、池の横には荒木山と呼ばれる小丘がある。かつて荒木大尉の銅像があったことが名の由来で、鉄道連隊のラッパ吹きたちが練習場に使っていたことから「喇叭山(らっぱやま)」の愛称もある。
低山が隣接した池として思い浮かぶのは、宮城県の日和山の沼(仮称)。
池の装備
周囲が市街地なので洪水対策として公園敷地で低い部分にはコンクリート製の堤防が設けられており、出入口には防水ゲートが。
オリフィス
水門
防水ゲート
流れ込み
ボート・釣り
ボートは低料金で楽しめる。釣りは千葉市の公園条例により禁止され、水中には釣りができないようロープが張られている。
テラスとコイノボリ
季節には池の上にコイノボリが渡される。
案内板
千葉市の難読池
この綿打池もそうだが、千葉市内には、生実(おゆみ)池、大百(おおど)池など、難読池が集まっている。
綿打池の名前の由来は市のホームページによると江戸時代に綿打ちをなりわいとしていた太郎兵衛の機転をたたえたもの。
江戸時代に池周辺は、作草部村と寒川村との境界になっていました。
ある時、池の所有をめぐって争いが起きましたが、役人が確認に来る前日、寒川村の住人で、綿打の仕事をしていた太郎兵衛が村内の弁天の石碑を移しておいたところ、役人がその石碑を見て、池を寒川村のものとしたということです。
以来、太郎兵衛の気転を褒め称えて、「綿打池」と名づけられたと伝えられています。
(千葉市のホームページより)
大百池(千葉県千葉) - 水辺遍路
生実池(千葉県千葉) - 水辺遍路
アクセス
千葉モノレールに千葉公園駅あり。