ゆけのいけ。
全国で加速度的にバスポンドが消えていくなか、ここ掛川は全国にふたつとないといっていいほどバサーにとっての好環境が残されている。
有名無名にかかわらず、掛川に釣りができる野池が保もたれているのは遠州人の寛容な気質によるところも大きいだろうが、同時に釣り人側も積極的にゴミ拾いをするなど努力をしている。
この池は名前も分からない池で公園化されているわけでもない。しかし釣り人がよだれを出しそうな表情を持つ。一方で駐車スペースもなく、釣り人のゴミ投棄もあったようだ。このような条件では真っ先に釣り禁止になってもおかしくなさそうなのに、誰の手によるものか分からないがゴミ箱が設置されていた。
遠州人の寛容さ、ここに極まると思うと同時に、ここまで心の広い地元の人たちを怒らせるようなことだけは慎んしでほしいと切に願った。