水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

稲田公園の池(神奈川県川崎)


「タマゾン川」から生態系を取り戻す試み

21世紀になって水質の改善により鮎ももどってきた多摩川。一方で「タマゾン川」と呼ばれるほどに熱帯魚をはじめ、捨てられた外来魚が生息し生態系が乱れが問題化していた。
事態を憂えたボランティアが、多摩川のほとりにある稲田公園におさかなポストと生簀(いけす)を設け、2014年時点で、のべ200種13万尾にもおよぶ魚を引き取って飼育していた。これら多種多様な魚たちの姿を自由に見学ができ、新たな里親探しにも余念がなかった。運営は漁協を中心としたボランティアの自費と募金によって行われており、スポンサーも募集するなど、積極的な活動を行なっていた。



魚の家(2014年)

2022年現在は更地になっていて魚の家はなかった。

生簀をおよぐ鮎の群れ(2014年撮影)


魚の家および「お魚ポスト」は2019年に閉鎖

そんなお魚ポストおよびタマゾン池も2019年に運営者の高齢化と市の補助の継続打ち切りにより閉鎖。2022年に再訪したときには、池があった場所は更地になっていた。
公園内には、プールのほか、広場、親水せせらぎもある。駐車場は有料。トイレあり。

親水せせらぎは健在。(2022年撮影)


 

駐車場と案内板

駐車場はタイムズが管理する有料タイプ。



 

Googleマップ

マークした場所が駐車場入口。