【わしだむ。鷲調整池】
水力発電用のアーチダムであるが、北陸を代表する大型ダムである九頭竜ダムの直下に位置する。
その立地関係からも想像できるように、発電で流下させた水を受け止めて、夜間に上のダムに水を戻す揚水式発電の下池のような役割を担っている。
上池にあたる九頭竜ダムが国土交通省の多目的ダムなので生粋の揚水式発電の下部調整池とはいえないかもしれないが、そんな鷲ダムのようなポジションの池を逆調整池と呼ぶ。
そんなわけでダム湖名は鷲調整池。
このダムの1kmほど下流には、JR越美北線の終着駅で、その名も九頭竜湖駅がある。実際には九頭竜湖からはちょっと遠いので、場所としては鷲調整池駅としてあげないと可哀想な気もするが、観光目的で名付けられたという。一日の利用客数は20人程度だが、鉄道駅に隣接するかっこうで道の駅が設けられており、ここに投宿した際、終電を見送りながらの思い出深い光景を目にすることができた。
ダム湖は釣り禁止。ダムカード配布対象ダム。
マークした場所は道の駅