2019年の年の瀬も迫るころ、二日間にわたって寒さも吹き飛ばす熱い「大かいぼり祭り」が開催され、公募の参加者と見学者で270名が集まった。
水抜きの目的は外来生物駆除。7千尾を越えるブルーギルを筆頭に、チャネルキャットフィッシュなどの珍しい魚も捕獲された。一方、ブラックバスはいなかったようだ。
池は荒川中流域に数多く存在する旧河川(河跡湖)のひとつを公園池に改造したものと思われる。駐車場、トイレ、自販機、遊歩道、遊具、野鳥観察デッキ、広場がある。
岸辺には桜と遊歩道が植栽され、丸太護岸には多くの太公望が竿を並べていたものだ。
2014年に実釣を行なったとき、地元の人がヘラブナはめっきり釣れなくなりマブナやコイばかりだと嘆いていた。
10尺以内の短竿で岸寄りを狙う人と18尺以上の長竿が混在するのが特徴的な光景だった。水深は1m程度。常連釣り客の多くは鯉狙いとかけもちのようだった。
確かにヘラブナは釣れなかった。
2020年から水抜きの効果を検証するという名目で当面のあいだ釣り禁止ということになったということが市の署名で掲示されていた。
40年以上の歴史と放流実績ももつ池だけに、釣り禁止方針には地元を巻き込み、いろいろな議論が交わされている。
マークした場所が駐車場