水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

酒蓋池(福島県郡山)

さかぶたいけ。酒蓋公園。逆蓋池。
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元禄時代に築造。隣の荒池と分離させた際に「蓋(ふた)」をした池という意味で「逆蓋池」と呼ばれたのが名称の起源と考えられている。
郡山駅からも近く、現在は市街地内の都市公園として整備されており、周辺に点在するいくつかの野池を含めてめぐる「松陵の小径」という散策ルートが設定されている。
トイレ、あずまやあり。駐車場なし。
なお、地元では心霊スポットとされ、浅い池ながら落水、自殺で3人が亡くなっているとの話もある。

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元禄14年(1701年)5月に書かれた「池・せき調」によると「天和元年(1681年)酉年に作り、鍬形池と相候」とあります。面積5町歩、周辺14町歩のかんがい用水池でありました。元禄時代には、「逆蓋池」と呼ばれましたが、いつからか「酒蓋池」と称されるようになりました。この池も荒池同様、安積疏水完成とともにその役割を終え、昭和32年都市計画公園の決定を受けて市民公園として修復され、池にかかる太鼓橋も作られ、現在に至っています。池の周辺にはソメイヨシノが植えられ花の名所となっています。
(郡山市ホームページより抜粋)