水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

中池(山梨県忍野)

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「忍野八海」のセンターにいながら、「八海」のメンバー外という奥深さ。

富士を背景に水車がめぐり、悠然と魚が泳ぐ。名水百選の水くみ場が口を開き、古民家風の店が池を取り囲む中池。

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八つの池が点在する忍野八海のセンターコートとでもいうべき位置にある池で、池の中にさらに丸い池があるという凝った構造も魅力。あまりのありがたさに思わず硬貨を投げ込みたくなるのが人情ながら、お金を投げると罰金という奥深さ。

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池の中の池のほとりに立つには、一度、観光物産館の建物に入る必要があります。よって閉館中は道路側から眺められるだけ。

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水の中をのぞきこんだ人は誰もがその透明度に息をのむ。悠然と泳ぐ魚たちがまるで宙に浮いているようにさえ見えます。

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ここで泳ぐ魚たちはレインボートラウトのほか、突然変異種であるアルビノマスやコバルトマス。上の写真、ちょっと分かりにくいですが中央にコバルトマスがいます。池端に立っている看板によると人面魚も生息しているとか。ただし人面魚はトラウトではなく錦鯉のようです。まだ見たことはありません。さらに七十三歳の巨鯉もいるとか。ほんとうでしょうか。アユなどもいるようですが、判別できませんでした。奥深し。

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初めてここを訪れた人であれば、誰もが「ああ忍野八海って素敵やわあ」と思うことだろう。しかしこの中池、じつは八海のひとつとしてはカウントされていないのです。つまり八海外。奥深し。

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名水を心ゆくまで楽しめる。
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冬場。池の中央には人参が干してあった。
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人面魚看板(拡大可能)

bunbun.hatenablog.com


<写真アーカイブ>
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