水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

坂田池(新潟県上越)

さかたいけ。

往年のバスポンドの活気は今では名残りさえもなく、現在の坂田池を賑わわせているのは、へらぶな釣りの人々・・そう書いたのはもう9年前。2022年の再訪時には、へらぶな釣り師の姿もなかった。
2013年の実釣時にヘラ釣り師から聞いた話では、ブラックバスが釣れているのはほとんど見ないそうだがブルーギルは多く、へらぶなは50上も生息し、強烈な引きに持って行かれた釣竿が何本も池底に眠っているとか。
しかしいつの間にかスイレンが水面で領域を広げつつあり、水面をじっと睨んでいても小魚の群泳のみ。撮影して拡大してみると、何だろう、バスの幼魚だろうか。



左は2022年、右は2013年の坂田池


 

駐車場

専用駐車場があった。トイレも。
水上あずまやは使用禁止。


 

ヘラブナ実釣(2013年)

南護岸側から竿を出す地元釣り師は12尺までの短竿が多いとのこと。頭上に桜が枝を伸ばしていることと、日が昇ると風が出て浮子が見えにくくなるからだそうだ。
長竿を振りたい人は西岸側にクルマを乗りつけて入釣する。ノッコミは北岸のアシ場。深場は南の護岸側となり12尺で二本半ほど。
放流はなく、隣の長峰池の池干しの際に救出した巨べらを移流したものと自生とが主体ということから、どっしりとした地べららしくアタリは小さく繊細で数は出ない。
それでもひとたび針がかりすれば糸鳴りのする強烈な引きを味わえるはずだ。
特筆すべきは常連たちは真冬でも両ダンゴ底釣りでのぞんでいることである。
近隣に道の駅もあり高速道、幹線道からのアクセス性もよい。また駅からも近く公共交通機関でのアクセス性もよい。



 

その他の魚影・動植物(2022年)

水底が浅くなった気がする。ヘラブナはまだいるのだろうか。