水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

長峰池(新潟県上越)

ながみねいけ。

赤いスイレンで化粧した長峰池。池ごはんには新潟米のおにぎりが似合いそう。(2022年6月)

天然湖、里池、城池の要素を併せ持つ池

周囲2km、水深6mの潟湖(砂丘湖)タイプの天然湖で、南東岸側の丘に長峰城址があり、かつては城を防御するお堀の役目も務めた。
明治時代からは水田を潤す溜め池の役割も担っている。現在は池の周囲に遊歩道やあずまやも整備され、地域の憩いの場として親水機能も有している贅沢な池だ。
高速インターおよび幹線国道からも近く池へのアクセス路は二車線。信越本線の駅からも1km程度。
道をはさんでトイレ・駐車場あり。700m南東に日帰り温泉隣接の道の駅もあって好立地。
新潟県景勝100選

「杜氏の里」を謳う土地柄、コンビニやスーパーでも酒選びが楽しい


 

取水塔はなぜか沖縄風?

取水設備があるということは溜め池として利用されているということだが、それにしても立派な竪樋タイプの洪水吐一体型の取水設備。なんとなく沖縄のダム湖にあるものに似ているような。
沖縄の倉敷ダムの取水塔と並べてみると・・。


沖縄本島にある倉敷ダムの取水塔。デザインは首里城内の弁財天堂と天女橋がモチーフ。

bunbun.hatenablog.com


 

ロストレイクが隣接

お城があった時代は、長峰池と犀ヶ池の二つの池がはさまれるような立地で城が立っていた。

bunbun.hatenablog.com



 

案内板

池の周囲各所に置かれている。




 

60オーバーのバスも(釣り)

ボート可能なバスポンドとして60オーバーの実績に輝く新潟を代表するフィールドだったが、今では外来魚駆除が進み往年のにぎわいはない。北岸は完全護岸。
地元の人の話では、国の補助金で毎年水抜きを行い外来魚駆除を行っている。その際に救助した巨べらを隣の坂口池に移流しているとのことだった。
さらに昔はワカサギ漁が季節の風物詩だったとも。
魚に関しても歴史ある水辺。

釣り人の姿も


 

動植物

東岸側にヨシ群落。赤いスイレンが6月に見られた。
かつてはワカサギ漁も行われていた。



 

池の周辺

駐車場とトイレ

池の東岸側。道をはさんで向かい側に。
ちょっと奥まっていて分かりにくいかも。



 

アクセス路

東岸側に二車線道路がありアクセス性はよい。

アクセス路


道の駅 杜氏の里

池の駐車場から800mのところに道の駅がある。
さすが酒どころ。良い池がある土地には良い酒あり。道の駅が杜氏の里になっている。


日帰り温泉とレストラン

道をはさんで道の駅の向かい側にある。
昭和ノスタルジー。


 

Googleマップ

マークした場所は道の駅。