おおいけ。
故郷に帰るかりがね小夜更けて
雲路に迷ふ声聞ゆなり(新古今和歌集)
東頸城丘陵に楔のように穿たれた縦長の二つの池。上越の大池と小池である。東が大池で、湖畔の標高156mの山の上には雁金(かりがね)城址がある。
戦国時代末期の文禄時代の記録にも見られるので、かなり歴史ある溜め池だ。
池の東南側には直峰・松之山・大池県立自然公園があり、北越急行ほくほく線の大池いこいの森駅もほど近い。
無料駐車場もありアクセス性もよい。
釣り禁止。
<歴史>
湖畔の山に雁金(かりがね)城址がある。また、この地域に頸城鉄道という軽便鉄道が走っており、大池駅もあった。1971年に廃線となったが、路線敷地の一部は現在の北越急行ほくほく線に生かされている。
「大池の大亀と小池の大蛇」という民話もある。
<施設・設備>
駐車場、直峰・松之山・大池県立自然公園
<グルメ>
のっぺい汁は具だくさんのとろみのついた田舎の風合い豊かな汁物。タラ汁は、富山県〜新潟県境エリアの日本海側でよく食されている郷土料理。その他、正月に食べるくびき餅など。(情報提供:宮川健)
<写真>
左が大池、右が小池。
※マークした場所は小池駐車場