はったちいけ。初立ダム、初立調整池とも。
渥美半島の先端近くにあるため池100選の水辺。
池をはさんで堰堤の反対側はふつうならばインレット(流れ込み)があるものだが、この初立池はなんとそこにも堰体(副堤)があり、ちょっと変わった構造になっている。農業灌漑用のため池だがダムスペックを満たし、近年、親水空間としての機能も強化された。
2013年に初めてここを訪れたときは、この工事のため減水していたが、2017年の再訪では豊かに水をたたえた姿を見ることができた。
堰体に東大寺瓦窯跡が保存されているほか、一周2400mの湖岸道路はサイクリングの人たちにも人気。左岸側に駐車場、トイレのほか、広場、水上デッキなども整備され、温暖な渥美半島らしい水辺空間が創出されていた。
ただ、湖岸に沿ってしつこいぐらいに、釣りをする子どもと遊泳する子どものイラストにバツ印をつけた看板が立っているのが、少し興ざめな気がした。
全国ため池100選に選定。
堰体には「はったちいけ」の字が。
風力発電の風車が、半島の先端らしい雰囲気。
2013年10月の調査時は工事のため減水していた。
駐車場と案内板。
マークした場所が駐車場