水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

金砂湖(愛媛県四国中央)

柳瀬ダム。金砂湖畔公園
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2016年11月撮影。

日本記録のブラックバスが、四国のここから。

海を背にした四国中央市街地の眼前に壁のように立ちはだかる山脈を、走りやすく整備された国道のカーブを何度も抜けながら這いのぼっていくと、やがて、瀬戸内海に抱かれた穏やかな夜景が現れた。日本夜景遺産にも認定されているこの夜景を楽しめるように、道沿いに具定展望台と駐車スペースが用意されている。

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この先、車線が一車線に狭まった1.5kmの長いトンネルで峠を抜けると、厳しい山奥の空気に一変し、すぐそこに金砂湖が待っている。
日本本土四島ではもっとも小さい四国ではあるが、巨べら、巨魚アカメなどビッグフィッシュの宝庫というイメージが釣り人をとらえつづけてきた。そして実際、64.5cmというブラックバスの初代日本記録を輩出したのが、ここ金砂湖である。
2014年、2016年にシマノ提供の釣り番組「釣り百景」のロケ地にもなっている。なお、現在の日本記録は琵琶湖のびわ湖大橋たもとであがった73.5cmで、世界記録にも認定されている。

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岸は公園化されておりボートスロープも。

金砂湖の湖岸は公園化されており、駐車場も充実している。ボート用のスロープもある一方、陸っぱりでも豪快な岸釣りが可能。50センチオーバーはめずらしくないというランカースポット。 公園エリア以外は釣り場としての気軽さはないものの、遊歩道にある素掘りの隧道や岸辺にそそり立つ立ち枯れの巨木など、豪快な景観の中で竿を出す魅力がある。
比較的、水質がクリアーなためサイトフィッシングになるが、プロアングラーが攻めても見切られつづけるシビアさだった。
遊漁券必要。公園・トイレあり。
コンクリートスロープがあり、番組ではエンジンボートをおろしていた。カヤック可能。

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減水時の金砂湖。(2013年3月撮影)


マークした場所が公園駐車場。