水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,850湖

東の池(神奈川県大磯)


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覆い尽くすほどの蓮が2015年に突然消失。2018年に水抜き。

四年ぶりに訪れて驚いた。池を覆い尽くすほどだった蓮の姿がどこにもない。冬場は立ち枯れ色あせた果托が風に吹かれる光景がふつうだが、蓮そのものの痕跡がどこにも見あたらない。
調べてみると2014年を最後に蓮が完全消失してしまったという地元紙のニュースがあった。
もともとは江戸初期に造られた皿池タイプの農業用のため池で、弁財天が祀られている中の島には、池には不釣り合いなぐらい立派な石橋がかかっている。生活上、重視されてきた存在だったのだろう。

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2017年2月の東の池

2018年1月に生沢東水利組合が主体となって掻い掘りを行ない、ブラックバス、ブルーギル270尾、アメリカザリガニ193尾が駆除された。池底の土壌からはメタンガスが検出され、蓮消失の原因のひとつと考えられている。現段階では定期的な水抜きが環境改善につながるという見解のようだ。
現在も地元水利組合が管理し、現役として農業用水を供給しているというが、全体的に底が見えるほどに浅いので、溜められる水の量は多くはなさそうだ。


蓮に覆い尽くされていたころの東の池(2013年6月撮影)

皿池タイプではあるが、堤らしきものはうかがえない。底に起伏はなく浅くフラット。護岸はほぼ完全にコンクリートの垂直護岸。
特徴的なのは厳島神社をのせた中の島を有し、橋が渡されている。県道と新幹線にはさまれ、バス停もある。
五分に一度ほど、かたわらを東海道新幹線が空気を切り裂くように走り抜けて行く。
駐車スペースはあるが、水利組合の掲げた看板によると、関係者以外は駐車禁止。釣りの禁止も明示されている。
現地の案内板によると、かつては毎年、稲刈り後に水抜きをし、蓮などを刈り取っていたという。また500mほど県道を下った場所に「西の池」もあったが埋め立てられてしまったことも記されていた。
ここは新幹線のガード下であるが、現在はいくさわ西の池跡公園として駐車場も整備も用意されている。

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オープンウォーター状態。2017年2月の東の池


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案内板


マークした場所は駐車スペース。