水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

七つ池(千葉県銚子)

一番池のダム穴が水を吸い込んでいた(2023年6月)

銚子台地の裂け目のような秘境感あふれる池

太平洋と利根川河口にはさまれた細長い台地に穿たれた裂け目のような細長い池群が七つ池である。
地図上では五つの池が確認できるが、実際に現地で確認できたのは三つである。駐車スペースのあるいちばん下側から一番池、二番池、三番池と呼ぶようだ。
池に降り立つと山深い池の印象なのに、池の上は見渡す限り農地と町と発電風車が広がる台地というギャップがおもしろい。

七ッ池の全景(空撮)

台地に穿たれた溝のような池の連なりが分かる。
2015年撮影。



南側は三番池。向こうは太平洋。


二番池(上)と三番池。


一番池(左上)と二番池。右側にも二つばかり池があるようだが写真ではよく確認できない。


 

往年の名釣り場

2023年現在、釣り禁止

釣り場としての歴史も古く、雰囲気の大好きな池だったが、2015年に再訪したところ、一番池に「立入禁止」、二番池にも「立入禁止・つり禁止」の看板が設置されていた。

2023年撮影

三番池


二番池





一番池

一番池は藻が茂りバサー専用といった感じ。
この池のかたわらに駐車スペース8台分ほどとトイレがある。



過去には釣り情報誌にも

手もとにある1992年のブラックバス・ライギョ釣り場情報誌には掲載されているが、1999年版ではなぜか削除されている。また、2010年ごろのへらぶな釣り情報誌にも七つ池が紹介されていた。

固定釣り台と魚影

二番池と三番池には固定釣り台も見られた。
2013年春の実釣では人面魚のような鯉が近づいてきてこわかった思い出がある。魚は釣れなかったが、地元のへらぶな釣り師の他、フローターや陸っぱりのバサーも見られた。
へらぶな釣り師は三番池に、バサーには一番池と二番池が人気。確かに手もとの古い情報誌にもブラックバスがよく釣れるのは一番池と二番池とある。

池の上

池横の道を上り詰めると見渡す限りの台地に出て唖然とする。


2011年の実釣レポート

二番池は透明度が高く、山上湖のおもむき。釣り台はあるにはあるが、4時間ほど竿をだしてカメしか釣れなかった。人面魚みたいな無気味な魚や巨鯉が桟橋のまわりに居着いていて、ちょっと怖い。しかしいかんせん雰囲気抜群なので気分がいい釣り場だった。







 

マップ

池さんぽマップ

Googleマップ

マークした場所に駐車スペース。トイレあり。