水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

鵜沼堰(千葉県長生)

房総では「堰(せき)」と呼ばれる野池群が多いのが特徴である。
無数の堰があり、多くは外来魚が入っており、休日ともなると小さな堰でもひとりは釣り人が入っている。軽自動車、オートバイでないと入れないような場所も多く、駐車スペースの問題もある。トイレもない。ただ、未開拓の水辺に初めて釣り糸を垂らすような、野釣りならではの緊張感があるのが魅力である。
へらぶな釣りの名所として、池をめぐるように豊富な駐車スペースが用意されているが、そのなかで池東側は道も狭く駐車スペースが少ないものの、びっしりと釣り人が入っていた。池の周囲にわたって釣り桟橋や座が常設されている。
主要道からのアクセスもよく、公共トイレ、簡易トイレも設置。人気の釣り池だが、場所が広いので混雑感はない。
鵜沼の堰|水辺遍路