水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

静岡県

アクアプラザ遊水池(静岡県沼津)

洪水調節用の遊水地であるが、湧水の豊富な富士南麓の浮島ヶ原との連続性を感じさせる。 敷地内には湧水池もあり、湿地帯の中をめぐらされた水路で通水し、ビオトープの役割も担う。フナ、ナマズ、メダカが生息しているという。 Googleマップ上では敷地中央…

アクアプラザ遊水地の雨水調整池(静岡県沼津)

狩野川西部浄化センターに付随し、アクアプラザ遊水地の北東端に位置する雨水調整池。

篠ケ谷調整池(静岡県御前崎)

【しのがやちょうせいち / 篠ケ谷池】 大井川用水を効率的に運用するために設置された農業用調整池。 堤高はなんと14.9m。あと10cmでハイダムだった。 調整池の案内板がやけに気合が入っているが、用水路が血管のように表現されていて、まさに命の水は血のご…

大胡桃調整池(静岡県菊川)

【おおぐるみちょうせいち】 大井川用水を効率的に運用するために2009年に設置された農業用調整池。 堤高13.9mの堰体と洪水吐をもち、溜め池のような外観をもつが、堰体下に揚水機場(ポンプ場)があり、菊川幹線用水路と接続されている。 水の出し入れはこ…

堂ヶ谷池(静岡県牧之原)

対岸には固定釣り台も(2020年)堂ヶ谷池に初めて会ったのは2013年の初夏。へらぶな釣り師が竿を並べ、水草や魚をはじめ生き物の気配が濃厚な池として印象深かった。 2018年と2019年のコメント投稿欄に相次ぎ水抜きの情報をいただき、その後どうなったのか見…

瓢の池(静岡県御前崎)

茶畑の中の農業用ため池。 バックウォーター側にはアシ群落もあり、魚の生育にも好環境。クルマでアクセスしやすく駐車スペースもあり、平日からバサーが入釣していた。 ちょっと変わった名の池であるが、御前崎市のため池ハザードマップにも記載され、万が…

豊臣秀吉 鎌研池(静岡県浜松)

「木下藤吉郎 鎌研池」と掘られ他石柱。後ろが池。 片葉のアシと片目の魚と豊臣秀吉。 下積み時代の若き豊臣秀吉(木下藤吉郎)が下僕として身を寄せていた松下家の守護神である天白神社が隣接。 そんなことから青年・藤吉郎が若いころから人並みではなかっ…

さなぎ峠 池の平(静岡県沼津)

【いけのだいら】 赤牛の池伝説をたどって 伊東の赤牛伝説のおさらい 赤牛を殺したデシどん イラストマップで下準備 明神池での聞き込み 戸田の道の駅での聞き込み いざ、池の平へ ロストレイクのはずが・・ どーん!! 池の状態と水位 流出口 流れ込み 赤い…

明神池(静岡県沼津)

知られざる絶景の里を守る池の神。 ここ井田之郷は、駿河湾に微塵の遠慮もなくせり出した奇形絶壁の山に両脇をはさまれた猫額の平地。この隠れ里の守り神のように、海からわずかに防風林をへだてて静かにたたずむ淡水の池は神秘というしかない。 成因は、砂…

水鳥の池(静岡県河津)

伊豆アニマルキングダム内にある人工池。 ウォーキングサファリをコンセプトにする同園は動物や鳥のための人工池が複数設置されている。 訪れた際は休園日だったのか入れなかった。空撮してみると、池を水抜きして整備しているようだった。 www.izu-kamori.jp

天窓洞(青の洞窟)(静岡県西伊豆)

ドリーネタイプの池のように見えるが、海岸近くの洞窟。外海に通じており、遊覧船も穴の下を通る 西伊豆屈指の観光地、堂ヶ島。 昔からなんでここだけ渋滞するんだろうと不思議に思いながら素通りしてきたが、国の天然記念物であり天皇御幸の地でもある天窓…

ぼら納屋海水プール(静岡県伊東)

南大東島では海軍棒プールや塩屋プールなど、海はあっても断崖で子どもが遊べるようなビーチがない場所に、岩礁を掘り込んだ水遊びのための池が造られ「プール」と呼ばれていた。 そんなこともあって、駐車場も有料で食事処もあるここ城ヶ崎海岸の「プール」…

吉田池(静岡県松崎)

自然石の荒積み護岸に注目ただでさえ溜め池の少ない伊豆半島。ここ吉田池は松崎町で唯一の溜め池である。あるいは伊豆半島南部を見渡しても、これだけしっかりした溜め池は唯一かもしれず、貴重な存在であることは間違いない。 池を見てまず思ったことは、伊…

ひょうたん池(静岡県東伊豆)

インレット側が滝になっている。手前の浮遊物はフロート型の取水設備か伊豆半島南部では松崎町の吉田池をのぞいて、なかなか溜め池らしい溜め池がない中、東伊豆町でやっと会えたのが、ひょうたん池。 このあたりに溜め池はないのかとあきらめかけていたのが…

稲取高原クロカンの池(仮称)(静岡県東伊豆)

稲取高原クロスカントリーコース内の桜回廊と呼ばれる区間の横に、木々に隠された池がある。この池がなんとも不思議。 なんといっても、石で組まれた二つのサークル。これなに? 噴水の跡のようにも見えるが、池の表情は天然池を思わせるワイルドさ。もとは…

繩地の池(仮称)(静岡県河津)

かつての金鉱山近くのナゾの池。 河津桜で有名な伊豆南部の河津町。 河津は池がないなあと思いながら地図を眺めていると、南部の海に近い山の斜面に不思議な池を見つけた。航空写真から採掘場跡の池、つまり丁場湖であろうかと目星をつけ、おもしろい景観も…

下和田調整池(静岡県裾野)

富士山や愛鷹山と池のコラボ眺望が得られる農業用の調整池。 富士山の裾野という立地から保水性のない土質のため、池の護岸はコンクリートフェイシング。古い貯水池らしく、取水塔のエイジングがカッコいい。 立入禁止。

金沢の堤(静岡県裾野)

金沢堤会という地元の環境美化有志団体もあるが、静岡県が公開している溜め池データベースには「金沢の堤(かねざわのつつみ)」が正式名称として登録されている。 堤の右岸側に小さな余水吐、堰体から数メートル沖の水中にハンドル式のスライドゲート水門が…

片倉雨水貯留池(静岡県富士)

地味な外見だが、日本初の・・。 堤高14.5mの片倉雨水貯留ダムはハイダムスペックまであと一歩の重力式コンクリートダム。 防災専用なので平時は水がない。一見、地味なたたずまいだが、1985年に造られたこの雨水貯留池は、河川を直接堰いた防災専用ダムとし…

静岡県富士山世界遺産センターの池(静岡県富士)

本来は鳥居の下の一面に水が張っている。この日は水抜き清掃中。富士山が映り込む大きな池がエントランスに設けられており、晴れている日には富士山が映り込む。池というより、池的なものを建築デザインとして取り込んだかっこう。 ライトアップもありフォト…

浄ノ池特有魚類生息地(静岡県伊東)

その小さな池に、波乱万丈のドラマ。 庭池ほどの小さな池にこれほどのドラマが。浄ノ池の紆余曲折はすさまじい。 もともと寺社池だったが大津波で寺は移転。ひとり残された池のまわりに家が立ち、やがて住民憩いの町池に。 池には温泉水が入っていたため「異…

天池(静岡県函南)

住宅地の中にひっそり。ミステリアスな町池 なんだろう、このエアーポケットのような異空間は。 函南中学校沿いの道から住宅が集まる路地に折れて少し進むと、軒と軒にはさまれて円形の小さな池がたたずんでいた。 よく見るとコンクリートで固められた護岸は…

浮島沼釣り場公園 めがね池(静岡県富士)

地元の愛好家によって植栽され守られてきた小さなふな釣り場。 小場所ながら雰囲気は悪くないのも、雄大な富士がのぞめる立地ゆえか。 2011年の初夏に訪れたところ、地元のへら師が3尺ぐらいの超短竿と自作らしき超ミニ竿掛けで粋な感じで釣りをしていた。…

浮島沼釣り場公園 菖蒲池(静岡県富士)

浮島沼釣り場公園に包摂される三つの通水する池ひとつ。 池というより水路の様相。池名のショウブよりアシの方が繁茂している。 駐車場とトイレ。かたわらに見えるのがショウブ池。 マークした場所は駐車場。

浮島沼釣り場公園 蓮池(静岡県富士)

浮島沼釣り場公園に包摂される三つの通水する池ひとつ。 2011年に訪れた時は「赤どぶ池」という名だったと思うが、2020年の再訪では、手作りの案内板に「蓮池」と記されていた。スマートになった反面、個性がなくなったような気がして少しさびしい。よく見る…

中ノ池(静岡県富士)

東名高速と新東名高速にはさまれた富士見台という高台に展開する、年季の入ったニュータウン(?)を鎮守する調整池群のひとつ。 近くには、桜ヶ池、桔梗ヶ池という調整池も。 カーナビのマップでは「富士見台2号調整池」という名で出ていたが、こちらが正…

桜ヶ池(静岡県富士)

東名高速と新東名高速にはさまれた富士見台という高台に展開する、年季の入ったニュータウン(?)を鎮守する調整池群のひとつ。 近くには、中ノ池、桔梗ヶ池という調整池も。 常時湛水はしておらず、平時は草っ原が広がる。 二段式になっており、上段はグラ…

桔梗ヶ池(静岡県富士)

東名高速と新東名高速にはさまれた富士見台という高台に展開する、年季の入ったニュータウン(?)を鎮守する調整池群のひとつ。 近くには、中ノ池、桜ヶ池という調整池も。 常時湛水はしておらず、平時は草っ原が広がる。 二段式になっており、上段はグラウ…

池の平「幻の池」(静岡県浜松)

2020年夏に出現した池の平 幻の池(2020年7月31日撮影) 遠州七不思議の「幻の池」。九年ぶり出現! 太平洋に面した遠州の池に棲む龍が、七年に一度、南アルプスを越えて180km離れた諏訪湖に赴くのだという。いくら龍でもアルプス越えは厳しかったのか、諏訪…

沼子池(静岡県小山)

鯉のぼりにへばりつく金太郎は、この池の伝説から? 農地が点在する中山間地の窪地に立地する伝説の池。 池名も魅惑的だが、現在の実態は事実上のロストレイク(消失湖)である。 金太郎発祥(生誕)の地ということもあって、周辺には、ゆかりの事物が散見さ…