水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,850湖

長野県

和池(長野県東御)

湯ノ丸の山腹にある池では高い方にあり、なかなか立派な堰堤と洪水吐をもつ農業用溜め池。 道路沿いに池と空が広がって雰囲気もよいが、池名が記された立派な石造りの碑とともに立入禁止看板が立つ。その理由が少し変わっている。魚類および水質検査のため、…

浅川ダム(長野県長野)

一見すると建設中のダムかと思ったが、長野県営の治水専用ダムとして稼働している。長野市街地を直下に見おろし、まさに町を守る最後の砦といった風情。 洪水のときに水を受け止めるのが仕事なので、平時においては貯水池があるべきところに水はなくコンクリ…

種池(長野県長野)

飯縄山西麓の戸隠高原の北はずれにあり、古池と隣接。 インレット側から湿原化が進行しており、航空写真などを見ると水面がなくなってしまうこともあるようだ。 池をのせた高原は、やがてゆるやかに黒姫山へと雄大な斜面をもたげていく。種池種池(左)と古…

古池(長野県長野)

飯縄山西麓の戸隠高原の北はずれにあり、池の一辺に170mのコンクリート護岸が森を直線的に断ち切っている。一方、ゆるやかな斜面となって黒姫山につらなる草地の岸は園地のような様相で春にはミズバショウが咲く。 200mほど離れて種池も。種池(左)と古池…

みどりヶ池(長野県長野)

みどりが池。 野鳥や風景カメラマンに人気の水辺。「戸隠みどりヶ池」と呼ぶ人もいるが、確かにその方がこの池のもっているものが伝わる。戸隠(とがくし)という地名はやはり力がある。 池のまわりは戸隠森林植物園として無料駐車場、トイレ、遊歩道が整備…

五味池平の大池(長野県須坂)

五味池破風高原。 百名山・四阿山系の破風岳。標高2000mの頂稜から西に緩傾斜の天幕を広げる破風高原は、五味池平を爆裂火口とする溶岩台地だという。 この台地にに穿たれた五つの池群を総称して五味池と呼ぶ。 なるほど大池へと下って行く山体斜面に打ち込…

つつじが池(長野県須坂)

五味池破風高原。 五味池とは五味池破風高原に穿たれた五つの池の総称ということであるが、当初、現地の案内板に記された大池、苦池、西五味池、よし河原池、つつじが池の五池を指すのかと思ったが、つつじが池はキャンプ場管理棟横に作庭されたものらしく、…

よし河原池(長野県須坂)

五味池破風高原。写真を斜めに横切る樹林帯の手前に見える小さな池が、よし河原池か?五味池とは五味池破風高原に穿たれた五つの池の総称で、よし河原池はそのひとつ。 池群は火口壁上の牧場高原に二つ、下の火口台地近辺に三つあるが、よし河原池は消失した…

西五味池(長野県須坂)

五味池破風高原。 百名山・四阿山系の破風岳。標高2000mの頂稜からなだらかに下る天幕を広げる破風高原は、6月下旬には100万株ものレンゲツツジに、秋は牧草と木々の紅葉に彩られる。高原には大小五つの池が穿たれており、「五味池」はそれら池群の総称。 一…

美笠湖(長野県長野)

戸隠高原のへりに位置する池で、道をはさんだ周辺には茶屋やペンションが建つが、池下側からのアプローチ路は閉鎖され立ち入り禁止となっていた。茶屋側からのアプローチは可能かもしれないがまだ確認できていない。 イワナ、鯉、ウグイなどが生息していたと…

豊岡ダム(長野県須坂)

とよおかだむ。昇竜湖(しょうりゅうこ)。 県営の重力式コンクリート構造の多目的ダム。昇竜湖という貯水池名もなるほどと思わせる周囲の山容は、中国の仙境のようでもある。ダムの上流には、五味池破風高原があり、高原に行く県道の途中にある展望所からは…

竜ヶ沢ダム(長野県上田)

たつがさわだむ。竜ヶ沢湖。 紅葉が素晴らしい巣栗渓谷のハイライト水辺。 百名山の美ヶ原へと駆け上る山岳ドライブウェイの北側起点にあたる。 ダム入口にあたる場所には小さな看板があり、未舗装の駐車スペースと案内板が用意されている。堰体の天端は徒歩…

鎌池(長野県小谷)

かまいけ。 その池は、夫を殺されてこぼした女大蛇の涙。 百名山・雨飾山(1,963m)の山腹に静謐な水鏡を湛える鎌池は、百名山の作者である深田久弥の「雨飾山」の項にある言葉を借りれば、まさに久恋(きゅうれん)の池だった。 最初にこの池の存在を知った…

鉈池(長野県小谷)

なたいけ。 百名山の雨飾山(1,963m)の山腹にたたずむ紅葉と新緑の名所・鎌池にお伴のように寄り添う小さな池であるが、天狗の沐浴場のようなたたずまいを前に、そっと目をつむり息を吸い込む。標高1,190m。 それにしても、隣りあう池の名が「鎌(かま)」…

あしくらの池(長野県諏訪)

池のくるみ踊場湿原。近づくには遊歩道で20分ほど歩く必要があるが、車道からも上から見おろすことができる。あしくらの池のある踊場湿原(通称・池のくるみ)は国の天然記念物に指定された泥炭質の高層湿原。1周70分の遊歩コースが設定されており、ハイカ…

鎌ヶ池(長野県下諏訪)

八島湿原、八島ヶ原湿原。太古の広大な沼のうち、わずかな岸部分だけが鎌ヶ池として残っている。百名山・霧ヶ峰のなだらかな天井桟敷の一角にある八島ヶ原湿原には、名のついた三つの池がある。 大駐車場から始まる木道の遊歩道を西に歩くと、すぐに八島ヶ池…

鬼ヶ泉池(長野県下諏訪)

八島湿原、八島ヶ原湿原。 八島ヶ原湿原にある三つの池のうちのひとつ。鎌ヶ池までの木道の行程のちょうど半分ほどで、大駐車場から徒歩15分ほど。『日本百名山』のなかに三池のうち鎌ヶ池、八島池の記述は見られるのに、まんなかにある鬼ヶ泉池だけ見過ごさ…

安曇野ちひろ公園の池(長野県松川)

安曇野ちひろ美術館のある安曇野ちひろ公園内にある池。 公園の舗装駐車場と池畔の芝生広場が連続的にゆるやかな斜面となっており、池に相対して駐車できるところに魅力を感じる。そこからは池の後背に屏風絵のような北アルプスがのぞめる。 ここでは池はお…

ひじり親水公園(長野県長野)

土尻川の「ふるさと砂防事業」によって樋の口沢に生まれた親水空間。従来のコンクリートで固める流れではなく、自然環境を保持し水に親しめる空間の創出を通じて、未来の地域おこしにつなげる夢を託して整備された。 木材を多用した流路工には親水ゾーンや遊…

レマン湖(長野県軽井沢)

スイスを代表する水辺であるレマン湖(ジュネーヴ湖)の名をとった池であるが、もとは1963年に完成した軽井沢レイクニュータウンの目玉、軽井沢湖として運用開始した過去がある。 池周辺の町なみは、ちょっと日本離れした独特のものがある。軽井沢の開発バブ…

戸隠水源池(長野県長野)

長野市街地への上水道供給のため大正時代に戸隠村(現在は長野市)に造られた人造湖。明確な名称はなく、地図上では「水源地」(「池」ではなく「地」)としか記されておらず、長野市の水道局のホームページでも「戸隠水源」という表記だった。戸隠水源池と…

奥裾花ダム(長野県長野)

おくすそばなだむ。 百名山・戸隠連峰の裏筋にある奥裾花峡谷は、100mの絶壁が山腹を5kmにわたって断ち割る。「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれ、地質学的にも重要ということだ。切れ込みの起点に、県営の多目的ダムである奥裾花ダムが翠の水をた…

八方池(長野県白馬)

北アルプス屈指の天上湖。 標高2,060m。あまりにも有名なこの池について、多くを語る必要はないだろう。 サンダルこそ厳しいがスニーカーでも会いに行ける天界のオアシス。ただ、費用と時間がかかり観光客も多く、静かに池と向き合うためにはよほどの運が求…

鎌池(長野県白馬)

標高1580mの天空の小庭にたたずむ鎌池。標高1580mにある高山湿原の池塘。名のとおり鎌の形をした池で、湿原は池名をとって鎌池湿原と名付けらえている。 登山装備がなくても、サンダル履きでゴンドラとリフトを乗り継ぐことで気楽に会える。 黒菱林道をクル…

小布施ハイウェイオアシスの池(長野県小布施)

小布施総合公園。 高速道パーキングと一般道の道の駅、それに小布施総合公園とキャンプ場までがひとところに集結した新しいタイプの集客施設。初夏に訪れたばかりだったが、そのときは夜で池がよく見えなかったのでこのたび再訪した。 色づきはじめた木々と…

美ヶ原牧場の池(仮称)(長野県上田)

日本一高所にある道の駅と、百名山の高原。 深田久弥の『日本百名山』の61番目にリストされている美ヶ原。百名山のなかで「〜山」「〜岳」「〜峰」といった一般的な山名でないものは北海道のトムラウシとここ美ヶ原だけである。 なぜ百名山のひとつに観光バ…

東条ダム(長野県筑北)

ひがしじょうだむ。 犀川の支流、麻績川に合流する東条川(ひがしじょうがわ)にはキャンプ、カヤック、釣りなどが楽しめ、日帰り温泉まで網羅する新鋭の小仁熊ダムがある。 東条川に沿う県道を青木峠の近くまで遡っていくと、ヘアピンカーブの先に、砂防ダ…

猫又池(長野県長野)

もともとは池畔を通る林間遊歩道があったが、釣り人の増加によって生じた問題で全面的に立入禁止になったようだ。笹の茂みに埋もれて、遊歩道の注意看板が立っていたが、もはやどこが入口なのか分からない状態である。 今は道路側からだと、木々のあいだから…

蓑ヶ谷池(長野県長野)

飯縄山の山裾に広がる飯綱高原の野池群のひとつ。猫又池とは堰体を寄せ合うように並ぶ。三段の池で、藪に埋もれていた遊歩道の看板には下蓑ヶ谷池、上蓑ヶ谷池という記載も見られた。 猫又池から管理道が蓑ヶ谷池につづいていることが地図から伺えるが、猫又…

浅川大池(長野県長野)

浅川大池を抱くように鎮座する飯縄山。飯綱高原の農地を潤す浅川大池、猫又池、上蓑ヶ谷池、下蓑ヶ谷池といった、かんがい用溜め池が集結する。 浅川大池は池畔の記念碑によると、江戸幕府開幕前後ごろに水田への水を確保するために築造されたというから、四…