水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

東京都

毛利池(旧・ニッカ池)(東京都港)

六本木ヒルズ内という都心でも最高峰の立地にありながら、この小さな池は、毛利池、ニッカ池、ひょうたん池、ニッカ池、ヒルズ池とさまざまな名で呼ばれてきた。特に昔の放送関係者の間でニッカ池は知らぬ人がないほど、あることで有名だった。ニッカ池の前…

北区立浮間つり堀公園(東京都北区)

入園無料。ただしルールがチョイ厳しめの都会の穴場釣り池。

真光寺公園の池(仮称)(東京都町田)

2020年に「池の水ぜんぶ抜く作戦」のロケ地にもなった町中の池。真光寺公園が隣接。 釣り禁止。

天上山の不動池(東京都神津島)

「洋上のアルプス」こと、神津島の天上山・不動池はテーブル状の山頂台地に立地し、島の池のボスキャラ的なオーラをまとった霊池。ただし雨の多い時期以外は水がない状態になる。

百代池(仮称)(東京都神津島)

「洋上の小庭」を思わせる天空の池 神津島にそびえる天上山は「洋上のアルプス」とも称えられるテーブルマウンテン。闊達な山頂台地には火口跡が点在する。 そのなかで最大の火口跡が標高470mの千代池(せんだいいけ)であるが、10mほど標高の高い山腹の踊り…

千代池(東京都神津島)

せんだいいけ。黒島展望台に登る途中の踊り場から見おろす千代池。一生忘れることのできない池風景のひとつとなった。(2022年5月撮影) 固有種ユリの咲く「洋上のアルプス」が頂く山池 神津島にそびえる天上山は「洋上のアルプス」とも称えられるテーブルマ…

ジジイ池(仮称)(東京都神津島)

神津島にそびえる天上山の闊達な山頂高原で見つけた池。 地図記載のない小さな池だが、小さな島と岩が配され、池畔は踏み固められベンチも置かれており、何らかの意図なり目的なりをもって人の手も加わって維持されている池のようであるが、案内板や看板はな…

神津島の島池さんぽ(東京都神津島)

神津島の島池さんぽ ver2.0(2022年4月)この島の強烈な印象にハートを撃ち抜かれたのは、かなり前に新聞の「新日本百名山」を紹介した欄に大きく出ていた写真だったと思う。 巨大な切り株のような島。切り株の根の間に小さな町。こんなファンタジーのような…

ババア池(東京都神津島)

「ババア池」の標柱の先には進もうとしない娘。妻は迷うことなく足を踏み入れた名前が気になりすぎて、神津島ではどうしても行ってみたい池だった。 しかしこの池、島にそびえる標高500m余の天上山の山頂にあり、会うためには登山が必要。「洋上のアルプス」…

大沼の空港調整池(仮称)(東京都神津島)

伊豆諸島、神津島空港の北側に「大沼」という地名があり、現地には空港造成時に設けられたと思われる調整池が三つある。 大沼という池がもともとあったところを調整池に改造したとすれば、天上山山頂部の火口湖群以外では唯一の天然湖(あるいは地名だけに名…

神津島温泉保養センターの露天風呂(東京都神津島)

左側に見える岩壁の下にある大きな池が大露天風呂伊豆諸島、神津島の西海岸の岩場に設けられた夕日が美しい海岸露天の温泉。 数百人が同時に入れるだけあって、スケールはまさに池。海岸の岩礁にある池としては島の南に千両池がある。 海岸にある池スケール…

不入が沢(東京都神津島)

【はいらないがさわ】左側の涸れた池のようになっているくぼ地が、不入ガ沢 神津島の天上山頂にある水配り神話の舞台 伊豆諸島への水配り神話の中心地、神津島。 神々が集まる島として、昔は「神集島」とも書いた。 天上山が巨大な水がめとなって豊富な地下…

多幸湧水(東京都神津島)

伊豆諸島への水配り神話の中心地、神津島。 天上山が巨大な水がめとなって豊富な地下水が蓄えられており、その一端が多幸湾近くの海食崖から湧出。東京の名湧水57選にも選定された水くみ場となっている。 昔は砂浜の一角を石で堰いて小さな池を作って水くみ…

神木島の龍神様(東京都神津島)

伊豆諸島への水配り神話の中心地、神津島。 その玄関口である前浜(神津島港)の防波堤に囲まれた一角に、岩礁をコンクリート擁壁で取り囲んだような神木島(かんきじま)がある。 岩礁の小高いところには鳥居があり、天上山の山頂にある不動池の方を向いて…

富士見池(東京都練馬)

【関の溜 / 関の溜め井 / 富士見池調節池】 2020年2月の首都圏ネットワークで禁止看板が40枚以上におよぶとのリポートが。 その時は、別の顔。 武蔵関公園のメイン要素となっている池。一見、ボートのりばや島もあって都会のオアシス的な公園池の表情だが、…

あがっと池(東京都東久留米)

都内の公園内で手軽に会える「幻の泉」と呼ばれる「さいかち窪」からほど近くに、もうひとつ雨後出現池が、あがっと池。 例年、秋ごろにさいかち窪と同時に出現することが多いそうだが、公園内で手軽に行けるさいかち窪と違って、あがっと池は私有地内にあり…

さいかち窪(東京都東久留米)

増水するとこのあたり一面が池になるようだ 都内の公園内で手軽に会える幻の池? 手軽に会えるのだから、その時点でマボロシといえるのかという疑問もあるが、ともあれ東京都内の公園内にある雨後出現池。 雨の多い年、時期にだけ現れるという。くぼ地をはさ…

五ノ神まいまいず井戸(東京都羽村)

カタツムリの殻のように螺旋を描く井戸である「まいまいず井戸」のひとつ。この形態の井戸は武蔵野台地に点在し八丈島にも見られる。 ここ五ノ神まいまいず井戸はJR羽村駅前という立地にあり、神社敷地とつらなるかっこうで保全されている。まいまいの形状を…

狭山池(東京都瑞穂)

【さやまいけ / 筥ノ池 / 狭山池公園】 「筥の池」と書かれた看板が水中から。いや、この池は「狭山池」のはず・・(2021年撮影) 「筥ノ池」の名で平安時代から 釣り公認のちょっといい感じの公園池にしか見えなかったが、案内板を読んでみれば、「筥ノ池」…

八芳園の池(東京都港)

都心の高級ホテルの敷地に取り込まれた池泉回遊式庭園。 渋沢栄一の息子が住んだ邸宅として2021年、大河ドラマ後のミニコーナーで紹介された。 池を取り囲むように建物が立つ窪地の地形。 池への入場は無料。ホテルの建物に一度入ってから庭園に行く。 マー…

古川地下調節池(東京都港)

都市を洪水から守る地下トンネル式の調節池で、川床の地下30〜40mの大深度を3.3kmにわたって直径7.5mのトンネルが洪水を待ち受けている。 上の写真では、グレーチングが縦に並んでいて、取水口がさりげなく口を開けているのが分かる。 IKEカード配布対象。ダ…

東京都水道局境浄水場(東京都武蔵野)

緩速ろ過方式で水道水をつくりだしている浄水池群。 立入禁止。たまたま正門が工事で開かれていたので、チラ見。じつは歴史ある境浄水場のオープン型浄水池も、ついにフタをする工事が予定されていると新聞記事で読んで訪れた。

西東京いこいの森公園 自然観察池(東京都西東京)

ビオトープ型の公園池。 ボードウォーク、水上あずまやあり。水上あずまやの下には循環設備があるらしく、ゴーゴーと水が吐き出されていた。 広場、トイレあり。 この公園への行程には、インターネット通信型のレンタルサイクル(モーターアシスト)を初めて…

哲学の庭の池(東京都中野)

手前のお尻はアブラハムさん哲学堂公園内にある公園池。 ハンガリー出身で日本に帰化したワグナー・ナンドール氏が作庭。ハンガリーの首都ブタペストにも同じようなものがあるが、本家の方は世界遺産。 作品に込めた思いを氏曰く、 「私は長年研究していた分…

妙正寺川第一調節池・第二調節池(東京都中野)

手前が中間調節池。鉄ゲートは排水用。コンクリート越流堤をはさんで向こう側のコートが第一調節池 中間調節池で避難時間を稼ぐ 都市を洪水から守る妙正寺川調節池群の一翼を担う。ほか、上高田調節池、落合調節池がある。 妙正川が増水した際に流入口となる…

神田川・環状七号地下調節池(東京都杉並)

ダムカードならぬIKEカードの配布対象の池になっている(東京都建設局オフィシャルページより)都市を洪水から守る総延長13.1kmにおよぶ環状七号線地下広域調節池を構成する調節池のひとつで、全長2kmのトンネルタイプの地下調節池。 今回はその取水口にあた…

八丈島の島池さんぽ(東京都八丈島)

八丈島北東部のメットウ井戸 八丈島の地形と歴史と池 二つの新旧火山をのせた島 島の生活と池 水田と溜め池 流人によってもたらされた池造りの技術 中之郷地区の溜め池群 中之郷地区の水田用水路 山上の人造湖 水汲み場と水道水源 山池 八丈富士の山池 三原…

フンデルトヴァッサーの池(仮称)(東京都港)

建築家フンデルトヴァッサー氏による「21世紀カウントダウン時計」漢数字が特徴的。 赤坂駅前のTBS放送センタービルのかたわらにある小さな池。階段状の流路がありポンプで水を循環させているようだ。 「自然界には直線はない」という建築哲学で知られるフン…

八丈富士中央火口丘の池群(東京都八丈島)

八丈島の島池さんぽ(ver2.2)2021年 伊豆諸島最高峰の頂上火口にある山池 ざっと周囲長40kmの離島にあって、標高854mの八丈富士(西山)の存在感は迫るものがある。天下の険と言われた箱根峠とほぼ同じ高さ。 このきれいな円錐形の山の頂上の火口壁に囲まれ…

乙千代ヶ浜タイドプール(東京都八丈島)

八丈島の南側海岸、「おっちょ」と呼ばれる乙千代ヶ浜にある人工の遊泳用タイドプール。 絶海孤島だけに外海は何ともいえぬ緊張感が漂う。そんな波間に人影が。浮きとロープでつながっているだけ。 素潜りで魚を狙うこの方、話を聞いてみると大荒れの日でも…