水辺遍路

実踏・日本の湖沼 7,300湖

新潟県

田海ヶ池(新潟県糸魚川)

とうみがいけ。 このゆかしい名をもつ周囲長1kmクラスの池は、日本海から1.4kmほどの平地と山との境目にあり、四方をこんもり山林に囲まれている。海とは反対側に小さな開口部があり、大きな工場が隣接している。水面標高はわずか海抜14m。 溜め池ということ…

赤沢溜池(新潟県津南)

津南の名水百選の霊池である竜ヶ窪近くの沖ノ原台地には、のびやかな景観をたたえる農業用ため池が集まっている。赤沢溜池もそのひとつ。 雪深い高原台地の溜め池らしい清涼感が魅力。 2000年代からの外来魚駆除活動では一回で2千尾ものブラックバスが駆除…

龍ヶ窪(新潟県津南)

【りゅうがくぼ。竜ヶ窪】 一日で池の水がすべて入れ替わるカワマス生息池。 池全体が神域として、数々の不思議な伝説が残る。 空から見た竜ヶ窪。 吐き出し側の流路と湿原 流れ込み側にある神社 駐車場と案内板 Googleマップ 一日で池の水がすべて入れ替わ…

百間堤(新潟県長岡)

百間(180m)の堤はどこに? 長岡の市街地辺縁にある野池で、地図でも目立つことから長岡アングラーの間では知られた存在である。フラットな林に囲まれた野池らしい魅力を放つ池であるが、県道・長岡栃尾線から枝道で300mほど入り込んだ場所にあり、池畔が…

高野山ダム(新潟県津南)

【こうのやまだむ。高野山調整池】 発電用ダムとしては日本初のバットレスダムとして竣工したが、1971年の大規模改修時に撤去され、前面側アスファルトフェイシングのロックフィルダムとして生まれ変わった。現在は東京電力が管理。 よほど貯水池にむかない…

山古志の棚池群(新潟県)

山古志の棚池では、半年ものあいだ棚池の上に積もる数メートルもの雪も直接水源になっている。 錦鯉生産日本一。養鯉池の数、最盛期にはなんと5千! 棚田を改造した棚池が8割を占める。 中越地震によって巨大な河道閉塞湖が出現。 河道閉塞湖と木篭(こご…

山古志おらたるの棚池(新潟県長岡)

山古志復興館おらたるの展望デッキから見える棚池群 山古志の棚池めぐりの拠点となるのが山古志復興交流館おらたる。棚池で行われている錦鯉の養殖についての歴史や、棚池ビューポイントの資料や写真などがある。 入口では、AIロボットのペッパーが案内して…

山古志虫亀の棚池(新潟県長岡)

棚池の多い山古志でも特に養鯉用の棚池が密集したエリアが虫亀地区。 棚池の構造 棚池ビュースポット(にこにこ広場) 棚田棚池の名所(薬師の杜) 地図 棚池の構造 虫亀は粘度質の土壌で棚池、棚田造りにむいている。池の規模は若干の大小はあるが、ほぼ棚…

尼谷地の池(新潟県長岡)

【あまやちのいけ。尼谷池】池だけを見るとそう見えないが、じつはけっこうな高台にある。明確な堤もなく、路面からだらだらと地続きになった池は独特の魅力がある。 釣り堀だったころも。そのじつ、怪伝説のある溜め池。 レジャー池の痕跡 ため池としての設…

山古志闘牛場の「ため池」(新潟県長岡)

勝敗をつけない闘牛と文化。 千年以上の歴史をもつ山古志の闘牛。 山間の棚田における農耕や運搬には欠かすことのできない存在だったのが牛。じつは麓にも貸し出して現金収入も得ていたというから、いわば元祖レンタル業。牛を扱うレンタル業に携わる人々は…

西山田んぼの棚池(新潟県長岡)

棚田の最上段が貯水用の棚池として運用されている。山古志最大の集落、種苧原にある美しい棚田の景観をもつ「西山田んぼ」。 最上段の棚田に注目すると、やはり水田ではなく池として運用されている。いわゆる棚池。 山側を見ると水が吐き出されているパイプ…

池谷の河道閉塞湖(仮称)(新潟県長岡)

「土砂ダム」という言葉を知ったのは、中越地震で最大の被害のあった山古志村を報じた新聞記事の中でだった。 土砂崩れが川を堰き止めてできた池のことで、河道閉塞湖とも呼ばれる。中越地震で集落を呑み込んだ土砂ダムのほか、上流側には古い二つの河道閉塞…

白山神社の蓮池(新潟県新潟)

蓮池は新潟市の中心部にある白山公園の一角を占める白山神社の寺社池。同公園は日本初の公園として1873年に明治政府によって開設された五公園のひとつ。池には「奇跡の蓮」やラジオ塔がある。 同公園にはほかにオランダ風の回遊式庭園のひょうたん池や空中庭…

ドンチ池(新潟県新潟)

ユニークな名だが漢字もあって「論地池」と書く。水争いの場のことを、この地では「論地」というそうだ。 成因は砂丘湖。近くにある佐潟が代表例で新潟市の内外にいくつかあるが、全国的に見るとめずらしい存在。なお、鳥取砂丘のすぐ横にある多鯰ヶ池はさす…

正善寺湖(新潟県上越)

しょうぜんじこ。正善寺ダム。 県営の多目的ダムが堰く貯水池。上越市民のくらしを支える重要な上水道水源でもある。 直線だけで構成され、コンクリートの継ぎ目が鎧戸に覆われたような厳めしい印象を与える重力式の堤体は、色気も何もないところもまた「正…

砥石堤(新潟県佐渡)

小佐渡側にある野池では、もっとも心に残った池のひとつ。 国仲平野にむかって両翼を広げるダムスペックを満たしそうなアース堰体。 二股になった流れ込みの奥はヨシが密生し木々の庇が覆う。 湿地状のなだらかな草岸の上には舗装された農道。 舗装路ではあ…

佐渡歴史伝説館の池(新潟県佐渡)

少々、派手な龍が鎮座する池。池にせり出すように博物館が立つ。佐渡島の歴史と伝説を学べる場だが、佐渡の歴史をかたちづくる12のシーンを等身大のロボットが演じるという点がユニーク。そのなかのひとつを見れば、なぜ龍なのかも分かる。 入場有料。駐車場…

佐和田ダム(新潟県佐渡)

さわだだむ。 国仲平野に面した大佐渡山麓に位置する農業用のアースダム。堰体の内側だけでなく外側も、なだらかな傾斜の石貼りで補強されており、アースダムというよりはロックフィルダムのように見える。 堰体からは真野湾が遠望でき、貯水池は台地上にあ…

外山ダム(新潟県佐渡)

とやまだむ。外山湖。 農業用の国営ダムとして清水建設が手がけた。一見すると重力式コンクリートダムであるが、左翼をロックフィルダムで固めているようである。コンバインダムというには、ロックフィルダムがやや存在感不足? 岩手県盛岡に同名のダムがあ…

佐渡島の湖沼群(新潟県佐渡)

昭和薫るニッポン最後の里池の聖地。 佐渡島。ここは日本最後の昭和薫る聖地である。 二度、競技で佐渡を自転車で走ったことがあるが、一周すると210kmもある。佐渡国際トライアスロンでは小木から先の先端部をショートカットするので190kmだった。 およそ十…

朱鷺湖(新潟県佐渡)

ときこ。小倉ダム。 小佐渡の壮観なロックフィルダム。堤高64m。国営事業として建設され、佐渡島ではいちばん大きなダムである。 農業用水の供給が主目的。駐車場あり。 近くに小倉川ダムという似た名のダムがあり少し紛らわしい。どちらかというと古きよき…

トキ交流会館の池(新潟県佐渡)

トキ交流会館の建物の足もとにある池。 隣は新穂潟上温泉。車中泊歓迎とホームページに謳うめずらしい日帰り温泉。もっとも近くには道の駅もある。

帰流川ダム(新潟県佐渡)

小佐渡のアースダム。2018年に訪れた際には堰体の改修工事でアプローチ路が工事関係者以外立入禁止となっていたので空撮を行なった。 水を抜かないまま、かなりの高さの堰体をショベルカーで豪快に削り込んでいてスリリングな光景である。ショベルカーの大き…

両津野球場横の池(仮称)(新潟県佐渡)

大佐渡と小佐渡にはさまれた国仲平野の野池。両津野球場が隣にある。二車線道路沿いでアクセス性もよい。 島だけでなく新潟県最大の加茂湖までわずか1kmだが、かてては淡水湖だった加茂湖を明治時代に人為的に海とつなげたため、淡水の農業用溜め池が必要に…

新穂ダム(新潟県佐渡)

にいぼだむ。新穂第二ダム 訪れる人にやさしく開かれた農業用アースダム。 トキ保護と再生のメッカである新穂地区を潤す農業用ダム湖。ハイダムスペックをもつアースダムで、上流側には重力式コンクリートの新穂第二ダムがある。 湖周には2000本の桜が植えら…

小川集落の溜め池(仮称)(新潟県佐渡)

森に囲まれている。地図にも記載はない。古い溜め池のようだ。 小川水源砂防ダム(仮称)に行く途中、林道沿いにこの池があった。ときどき釣り人が入っているのか岸に降りる踏み跡があったので竿を出した。 魚影は確認できなかったし日暮れが迫っていたので…

小川集落のファームポンド(仮称)(新潟県佐渡)

日本海のサンセットが美しい外海府海岸を見おろすファームポンド。 大佐渡側の海岸に面した水田では、平野部のように大きな溜め池を造ることができず、冷たい沢の水を使うなど厳しい水事情の中で営まれ、それがかえって収量は少ないものの素晴らしい酒を醸す…

小布勢溜池(新潟県佐渡)

おぶせためいけ。小布勢ダム。奥に見えるのは真野湾。真野湾から2.5km山中にあるダムスペックを満たすアース堰体によって堰かれた溜め池。 蜘蛛の脚のように伸びた無数のワンドが確認できるが、急傾斜で落ち込んだ湖岸はドン深で危険な匂いがする。満水時の…

金山溜池(新潟県佐渡)

きんざんためいけ。金山大溜池。 ハイダムスペックを満たすアースダム。金山(きんざん)とはいかにも佐渡島らしい名だが、佐渡金山が近いわけでもなく名の由来は? と思ったら、池の南西に砂金山という山があった。 周長600mほどの池だが堰体に立つと、ワン…

トキの森公園の池(新潟県佐渡)

池は朱鷺の餌場となる水田を模した構造になっているようだ。水路にあたる部分が玉石張りになっている。訪れた際は池は収穫後の水田に様相に合わせたのか、草地になっていたが、左手に見える白いものはよもや、つがいの朱鷺?新潟県最大の湖沼、加茂湖の西岸…