水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,400湖

四国

池山池(高知県室戸)

中央の尾根を登っていった先に池山池はある。そうやすやすとは会えない。雨後だけに現れるという伝説の山上湖、池上池。そのアタックにむけての予備調査を行なった。 四国八八ヶ所、第26番札所の金剛頂寺の奥社に位置づけられており、池そのものが池山神社の…

西山ダム(高知県室戸)

右側の尾根を走る舗装路がダムへのアプローチ路。谷の末端に見える立派な橋は広域農道。周囲500mクラスの小さな貯水池だが堰体は30m近い高さをもつアースダム。 海岸に沿って走る国道からダムへと川伝いに上っていく道がない。というのも、海岸段丘が海まで…

浦池(徳島県阿波)

土成町の浦池という謎の多いダムをめぐっては、安倍塁氏の「位置未確認ダムを探して」に素晴らしい記事がある。 すぐ近くに浦之池という池もあり、ダムの特定をめぐってやや混乱を招いたようだが、現在は「ダム便覧」でもここが浦池として修正掲載されている…

母川のオオウナギ生息地(徳島県海陽)

せり割り岩。母川オオウナギ生息地。 オオウナギ生息地として天然記念物に。 大好きなオオウナギ生息地ということで立ち寄ってみた。水辺遍路ではゴマウナギも含めて四ヶ所目の掲載となる。 「オオウナギ」といっても「大うなぎ」ではない。ニホンウナギとは…

女夫ヶ池(高知県香美)

めおとがいけ。 デカルチャーと水抜きと養殖。 「女夫」は「めぶ」と読んでガテンな女性のことかなあと、ついアニメ映画『超時空要塞マクロス』に出てきた巨人女性兵士などをデカルチャーに妄想しつつ遠くに行きかけてしまったが、ふつうに「夫婦(めおと)…

岩瀬池(香川県三豊)

勝間次郎池。 讃岐野池を代表するもう一人の次郎には、魔性と人柱の古い過去があった。 讃岐を代表するため池といえば昔から、満濃太郎(満濃池)、神内次郎(神内池)、三谷三郎(三郎池)という言葉がある。 府中湖など現代工法のダム湖ができる以前の話な…

畭町大池(徳島県阿南)

はりちょうおいけ。柳田国男の記述では「福村の谷の大池」 阿南で第二のヒョウタン池は、やっぱりミステリアス。 詳細地図上では単に「大池(おいけ)」、地元バスアングラーは「ひょうたん池」と呼んでいるようでもある。識別のため当稿では地名をとって「…

府中湖(香川県坂出)

ふちゅうこ。府中貯水池。府中ダム。 坂出の水源池は、西行も歌に詠んだ景勝地。 海側の坂出市の水不足解消のために造られたダム湖。 入り組んではうねり、うねっては入り組む複雑な地形。ダムができる前はドンドロ渕とも呼ばれ、地図を見ただけで釣り師たる…

尾池(香川県高松)

高台にある高松空港の2.5km南、高松空港の野池群をはじめ、東西南北に高松の野池がひしめく好立地。野池めぐりの立ち寄りスポットとしてうれしすぎる温泉つきの道の駅。道の駅の駐車台数は37台と少ないので長時間駐車はできないが、水辺めぐりの汗を流すには…

モネの庭・トンボ池(高知県北川)

北川村「モネの庭」 マルモッタン内にある三つの池のうちのひとつで、睡蓮の咲く池から北に5分ほど歩くと右手の林間に細長い池が現れる。 池の中に足をひたして落羽松(ラクウショウ)が立っていた。ラクウショウは別名「沼杉」。北米原産。 沼杉が水の中か…

モネの庭・光の庭の池(仮称)(高知県北川)

北川村「モネの庭」 マルモッタン内にある三つの池のうちのひとつであるが、なぜか案内板に記されている池は二つだけで、「光の庭」ゾーンにあるこの池については池としての記載がない。 遊歩道をいちばん奥まで歩いた先にあり、木々に囲まれこじんまりとし…

モネの庭・睡蓮の咲く池(高知県北川)

北川村「モネの庭」 マルモッタン。 モネの描いたスイレンをフランスから取り寄せた本格モネ池。 北川村「モネの庭」 マルモッタンは、印象派の代表的な画家モネをモチーフにした有料施設。モネは好んで水辺を描いたが、園内の主要構成要素である「睡蓮の咲…

桜ヶ丘公園の池(高知県芸西)

運動公園の構成要素となっている池。なんとなくあやしい雰囲気で、公園の中の池と思えないところがおもしろい。 Googleマップには2018年現在、池としての記載はない。 無料駐車場あり。左下に池が見える 駐車場 マークした場所は駐車場。

桜ヶ池下(高知県芸西)

さくらがいけしも。 名前が変。情報は混乱ぎみ。現地調査はけっこうたいへん。 芸西の名実ともに魅力的な山上池であるジル蔵池を2017年に空撮した際に、山裾の中腹部に別の池が写っていた。 この一帯の谷筋は小規模な農業用ダム銀座ではあるが、これらダムに…

山崎ダム(高知県本山)

電源開発(株) が管理する水力発電関係の設備のひとつ。発電を行っているのは11km上流にある早明浦ダムであるが、発電時の流量の極端な変動を抑える目的をもった逆調整池。 ヨサク酷道(国道439)沿いにあり、小休憩スポットが設けられており、ダム上は歩い…

馬場池(香川県高松)

1980年代まで、ここには民家にはさまれて馬場池という池があった。ハスが水面を覆い尽くし、わずかに水面がのぞいているところにはモンスターライギョが頭を出し、あのこぽっという呼吸音が響く。 ハスのあいだにフロッグを落とせば、容易にモンスタークラス…

家浦一号池(香川県豊島)

豊島野池群で最大のため池。 320あるという豊島野池群で最大のため池である。築造からおよそ一世紀、島の水がめとして田畑を潤してきた風格が漂う。湖面を渡ってくる風は穏やかだ。四年の歳月をかけた平成の大規模改修が平成21年に完了。池底の浚渫と堰体の…

壇山の池(仮称)(香川県豊島)

豊島野池群ではもっとも高い標高に。 島の最高峰である壇山の山頂展望台からフライト8分。 瀬戸内海に浮かぶ豊島はアートの島として、港近くの集落や海岸沿いの道には海外からの観光客が多い。 島の最高峰である標高340mの壇山の山頂近くにあるこの池にまで…

ジョガマル池(徳島県板野)

四国で、もっとも古い池ともいわれる。 池底から1000年前の堆積物も確認され、四国でもっとも古い池ではないかといわれている。環境省の重要湿地500に選ばれ、絶滅危惧種ノグサの徳島県唯一の生息地となっている。 県道から分岐するアプローチ路は入口がやや…

豊島明神池の下の池(香川県豊島)

明神池の堰体の下側にある小さな池。海をのぞむ棚田に溶け込むような池である。ただ、改修中なのか、水位が落とされていた。 一帯の棚田は水田の耕作復活に向けて整備を進められているというので、その一環かもしれない。棚田の一部を利用してコスモスが植え…

明神池(香川県豊島)

海岸から斜面をかけのぼる棚田の上に造られた溜め池。 小さな島の池には、ときどき、はっとさせられるような池がある。そんな池に出会えたときうれしさは、離島の池めぐりの醍醐味にちがいない。 とはいってもどこか「再生」の匂い。護岸がすべてコンクリー…

千代田池(香川県豊島)

瀬戸内海に浮かぶアートの島、豊島の唐櫃地区にあるため池。 ちょうど工事中で池底の状態がよく見えた。改修された堰体は内側はダムスペックを満たすようにも見えるがダム便覧に記載はない。外側から見ると15mにはやや足りない感じもする。 池の名が分からず…

家浦二号池(香川県土庄)

かつては産業廃棄物の島がアートの力でみごとな観光スポットとして再生した豊島(てしま)。隣の直島もそうだが、豊かな瀬戸内の小島の自然とアートとの融合、素朴な棚田や路地の景観と瀟洒な店の共存というスタイルは海外受けするのか、観光客は日本人より…

津賀ダム(高知県四万)

つがだむ。 森林鉄道の軌道橋跡が「めがね橋」として散策道に。 学生のころ、四国の山深くを横断するヨサク国道こと国道439といえば、全国屈指の酷道としてオートバイ乗りのあいだでは一種の憧れをもって見られていた。ところどころに時刻表が掲げられて、通…

ひょうたん池(徳島県阿南)

石門公園。 古来から阿波の名勝とされたといい、池はひょうたん形をしており、くびれた部分が岩の門のように見える景観から、石門公園の名が冠せられてる。 公園といっても、みごとなまでに完全なる野池で、アクセス路は狭く、駐車スペースも一台分しかない…

鏡池(香川県琴平)

前掲の「金刀比羅宮の池(仮称)」で土産物店が並ぶ参道から本宮までを紹介したので、ここでは本宮から奥社までを。bunbun.hatenablog.com本宮から先の参道は、目に見えて観光客が少なくなり、空気がしんと変わった。 奥社まで行くと1368段の石段すべてを踏…

金比羅さんの池(仮称)(香川県琴平)

金刀比羅宮は海運の守り神、ひいては商売の神様として名高いが、象頭山に穿たれた1368段の石段沿いに大門や社殿が並ぶ山岳系の寺社である。 出店の並ぶ表参道から石段ははじまり、このあたりは右に左に目も楽しいが、大門、旭社と過ぎるころから足がおぼつか…

成相池(徳島県南あわじ)

なりあいいけ。成相ダム、成相池堰堤。 「水没ダム」の魅力。 新しいコンクリートダムによってできた貯水池の中に、古い池が堰堤ごと呑み込まれてしまう「水没ダム」とでもいうべきものに、強く惹かれてしまう。上の写真では、一見、すぐ近くの上田池と同じ…

直島ダム(香川県直島)

直島を代表する貯水池。 直島ダムは瀬戸内海に浮かぶ直島を支える水がめで、この島の顔ともいえる立派な貯水池である。 岡山県の笠岡からフェリーで20分と手軽な離島だが、フェリーに乗って驚いたのは日本人より外国人の方が多かったこと。隣の豊島(てしま…

広木池(香川県直島)

アートに囲まれたアートな立地の池。 直島ダムと上下二段の池を構成し、直島最大の水がめである。 池の上手にある駐車場は地中美術館の大駐車場。そのわずか200m先は、なんと絶壁が瀬戸内海へと落ち込む。ダム湖を上流へとのぼっていった先に、波濤打ち寄せ…