水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

2016-02-06から1日間の記事一覧

二の谷堰(千葉県茂原)

谷戸のどんづまりに向かって未舗装路を400mほど進んだ先にある。この谷戸では耕作放棄が増えているのか、ため池はほとんど草に覆われ、もとの原野に還りつつある。 すぐ横手の谷筋には害獣駆除のワナが仕掛けられているため、立入禁止となっていた。人が営み…

東谷堰(千葉県茂原)

谷戸の奥にある素掘りの小さなため池。 池の大きさに比して、谷津に広がる田が多すぎる気がするが、他に用水を確保する手だてがあるのだろうか。

宿谷堰(千葉県茂原)

新しく完成した圏央道の橋脚に食われてしまったかと思いきや、少し横に健在だった宿谷堰。 農業用水として利用されなくなってしまったのか、アシに占領されかかっており、小さな水門がなければ池だと気づかなかった。

大谷津池(千葉県大網白里)

ニュータウンのはずれにあるどんづまりの野池。瀟洒なニュータウンの街並みと対照的に山里の空気がただよう。 小西湖という呼び方もあるようだ。

みどりが丘の調整池(仮称)(千葉県大網白里)

丘陵にあるニュータウン内の調整池。完全なコンクリート護岸の枡池で有刺鉄線のついたフェンスが設置されており立ち入りはできない。

細沼(埼玉県滑川)

地図を見るとゴルフ場敷地に打ち込まれた何本ものくさびのように、いくつものため池が穿たれている。 この細沼もそんな池のひとつだが、堰堤下にはまるで刑務所のような高いフェンス。ものものしく複数の禁止看板が掲げられている。 釣り禁止看板は地元の水…

下沼(埼玉県滑川)

関越道が横を通る自然護岸の池。上沼の方はひろびろとしているが、こちらはこじんまり。笹に埋もれるように昭和二五年と刻まれた石碑があり、「十五万圓也」の文字が見える。今ならこの石碑をつくるだけでも十五万円ぐらいかかりそう。

上沼(埼玉県滑川)

滑川町にはいったいいくつの上沼があるのだろう。水房という集落の上沼だが、800m東にも上沼がある。そしてこの沼の下にはもちろん下沼が。 この狭いエリアで上沼や、中沼、下沼、大沼・・、何度も同じ名前の池に会う。

扇沼(埼玉県嵐山)

「釣り行為を一切禁止します」という看板があるが、嵐山によく見られるタイプの新しい釣り禁止看板とは異なるものだった。アクセス路も状態がよく雰囲気もよいだけに、かなり早い段階で釣り禁止措置がとられたのではないかと思う。

寺沼(埼玉県嵐山)

池を見おろすように西岸側の斜面に宝城寺が伽藍をひろげる。その名も寺沼。

いなおか沼(埼玉県小川)

上下二段のため池。小川町のため池によく見られるフェンスのない盛り土の堰体。地元の農家が大切にしているのだろう。どの池もよく手入れされている。

谷津沼(埼玉県小川)

近くの足り沼によく似た雰囲気の池でこちらの方がこじんまりとしている。東に草の生えたアプローチ路がのびているが、池の北側からも入れる。

足り沼(埼玉県小川)

未舗装のアプローチ道は日陰になっているところが雪で覆われていたので、一瞬どうしようかためらったが、一歩踏み出したあとは、どんどん進むだけだった。 草がきれいに刈り取られた堰堤にのぼると、薄氷の張った池が現れた。裸になった木々の梢が空にむかっ…