水辺遍路

実踏・日本の湖沼 7,250湖

水尻池(鳥取県鳥取)

みずしりのいけ、みずしりいけ。 ポンプ故障で通年の池にもどった「冬だけ池」 渡り鳥飛来地となっている湖周3kmの潟湖(海跡湖)。 干拓されて水田になる前はウナギ、鯉、ナマズなどの漁場にもなっていた。排水され水田となったのちも冬のあいだだけ水を張…

久米島の池群(沖縄県久米島)

久米島。空港の少し先の平地上にカンジン貯水池が見える。 意外にも閉鎖性が強い池が多い。 沖縄諸島の最西端、本島から100kmの絶海に位置する久米島はサトウキビ畑と丘陵が広がる火山性の島。 島の名に「米」の文字が入るように、沖縄諸島ではめずらしく水…

三種のジュンサイ栽培池(秋田県三種)

ジュンサイ生産の全国シェア9割 地形的要因 商材としての転機 水田をジュンサイ栽培池に改造 ジュンサイ栽培池のタイプ 棚池タイプ 溜め池(皿池)タイプ 溜め池(谷池)タイプ 水田タイプ 近くの天然沼沢 近くの溜め池 調圧水槽(ファームポンド) 案内板 …

山古志の棚池群(新潟県)

山古志の棚池では、半年ものあいだ棚池の上に積もる数メートルもの雪も直接水源になっている。 錦鯉生産日本一。養鯉池の数、最盛期にはなんと5千! 棚田を改造した棚池が8割を占める。 中越地震によって巨大な河道閉塞湖が出現。 河道閉塞湖と木篭(こご…

山古志おらたるの棚池(新潟県長岡)

山古志復興館おらたるの展望デッキから見える棚池群 山古志の棚池めぐりの拠点となるのが山古志復興交流館おらたる。棚池で行われている錦鯉の養殖についての歴史や、棚池ビューポイントの資料や写真などがある。 入口では、AIロボットのペッパーが案内して…

山古志虫亀の棚池(新潟県長岡)

棚池の多い山古志でも特に養鯉用の棚池が密集したエリアが虫亀地区。 棚池の構造 棚池ビュースポット(にこにこ広場) 棚田棚池の名所(薬師の杜) 地図 棚池の構造 虫亀は粘度質の土壌で棚池、棚田造りにむいている。池の規模は若干の大小はあるが、ほぼ棚…

尼谷地の池(新潟県長岡)

【あまやちのいけ。尼谷池】池だけを見るとそう見えないが、じつはけっこうな高台にある。明確な堤もなく、路面からだらだらと地続きになった池は独特の魅力がある。 釣り堀だったころも。そのじつ、怪伝説のある溜め池。 レジャー池の痕跡 ため池としての設…

山古志闘牛場の「ため池」(新潟県長岡)

勝敗をつけない闘牛と文化。 千年以上の歴史をもつ山古志の闘牛。 山間の棚田における農耕や運搬には欠かすことのできない存在だったのが牛。じつは麓にも貸し出して現金収入も得ていたというから、いわば元祖レンタル業。牛を扱うレンタル業に携わる人々は…

西山田んぼの棚池(新潟県長岡)

棚田の最上段が貯水用の棚池として運用されている。山古志最大の集落、種苧原にある美しい棚田の景観をもつ「西山田んぼ」。 最上段の棚田に注目すると、やはり水田ではなく池として運用されている。いわゆる棚池。 山側を見ると水が吐き出されているパイプ…

池谷の河道閉塞湖(仮称)(新潟県長岡)

「土砂ダム」という言葉を知ったのは、中越地震で最大の被害のあった山古志村を報じた新聞記事の中でだった。 土砂崩れが川を堰き止めてできた池のことで、河道閉塞湖とも呼ばれる。中越地震で集落を呑み込んだ土砂ダムのほか、上流側には古い二つの河道閉塞…

峰の小沼(秋田県大仙)

【みねのこぬま。小沼神社、小沼観音】 きっかけは江戸時代の旅行家の絵から 小沼神社と、峰の小沼の歴史 峰の小沼の地形と池の状態 小沼神社へのアプローチ 鳥居〜仁王門 仁王門 仁王門から急傾斜の山道 空から見た峰の小沼 案内板。 「小沼山」の三枚のう…

小滝ダム(秋田県大仙)

小滝ダム峰の小沼のある小沼山を鳥瞰図作成の資料にするために空撮していたところ、意図せず同じフレームに入った小滝ダム。せっかく写真に納まってくれたので、とりあえず紹介。 小沼神社の案内板に、鳥越の滝への遊歩道をずっと上まで進んでいくと小滝ダム…

久種湖(北海道礼文島)

日本最北の湖である久種湖。語源はアイヌ語で「山越えする湖」と詩的な響き。「周氷河地形」にある日本唯一の堰き止め湖であろうか。 【くしゅこ】 「花の浮島」と呼ばれる離島に、日本最北の湖が 久種湖を遊歩道で一周 湖畔のキャンプ場(起点) 湖畔の神社…

オタトマリ沼(北海道利尻島)

【おたとまりぬま。沼浦湿原】 百名山の利尻富士を映す観光スポット。 オタトマリ沼のビフォーアフター 池畔の遊歩道 空から見たオタトマリ沼 白い恋人の丘 沼浦展望台 沼浦神社 観光駐車場と売店。名物のウニ軍艦食べ比べ。 礼文島近くの海上から見た利尻富…

三日月沼(北海道利尻島)

【みかづきぬま。沼浦湿原】 利尻島最強の観光地オタトマリ沼の近くにある沼。 遊歩道などはなく、雪に灌木や藪が包まれる冬シーズンになって、やっと行くことができるようになることから幻の沼とも呼ばれているようだ。 じつはオタトマリ沼と三日月沼を含ん…

カンジン貯水池(沖縄県久米島)

【カンジンダム、カンジンダム自然公園】 世界初の地表湛水型地下ダム湖。 カンジン貯水池の諸設備。 駐車場と案内板。周辺の名所など。 「五枝の松」側の駐車場と売店。 久米の五枝の松(天然記念物) ウフガー(産川) 池の南側の駐車場。 池畔にあった久…

ヤンガーイチ2号池(沖縄県久米島)

沖縄諸島・久米島の野池群のひとつで、堰体右岸側に年季の入った貯水関連設備と思われるコンクリート構築物があった。 琉球語で「ヤン」は山、「ガー」とは「川」だと思うが、古くから久米島の農地を潤してきた溜め池であるが、現在は下流側の海近くにあるカ…

貝沼(秋田県湯沢)

【かいぬま。貝沼公園】貝沼は釣りキチ三平の「カルデラの青鮒」の舞台。 青鮒と貝沼。 空から見た貝沼。 釣り公園を謳う貝沼。 皆瀬の湖沼群。 青鮒と貝沼。 30万年前の火山活動後の地すべりによって生まれた天然湖である皆瀬湖沼群のひとつ。現地の案内板…

細沼(秋田県湯沢)

細沼(奥)と貝沼。細沼の奥の森林の下には皿小屋沼、さらに下の盆地には皆瀬ダムも控える。皆瀬の天然湖沼群のひとつ。細沼は名のとおり細長い湖形で、頭と尻の部分が今にも貝沼のワンド部と連結しそうな感じ。水面高は両沼ともほぼ同じか、若干、細沼の方…

仙北・仙南平野の湖沼(秋田県)

市街地の歴史ある池から山上湖まで、さまざまな湖沼を楽しめるエリア。 秋田県の南の玄関口ともいえる湯沢と横手は、雄物川に沿って南北に長く広がる仙北平野、仙南平野に豊かな水辺をたたえている。これに北側の美郷町を加えたエリアは、じつに多様なタイプ…

皿小屋沼(秋田県湯沢)

さらこやぬま。佐太子沼。皿小屋沼の奥、写真左手の山斜面の上には細沼と貝沼がある。 娘の悲話が伝わる、溜め池の構造をもつ沼。 主人がたいせつにしている皿を割ってしまい、沼で死んだ女中の娘にまつわる悲話が残る。皿小屋沼の名前の由来であるが、この…

須川湖(秋田県東成瀬)

すかわこ。朱沼。水は清澄で底を埋める大きな岩が透けて見える。(2018年6月撮影) 栗駒山湖沼群の筆頭ナチュラルレイク。 岩手、秋田、宮城の三県の県境が交差する分水嶺が、二百名山にも選ばれているみちのくの名峰・栗駒山である。昭和以降も水蒸気爆発を…

三宅沼(北海道厚真)

苫小牧郊外、厚真町の海岸近くにある天然沼沢群のひとつ。 気になる池が多いのだが、水ぎわまで近づけないものが多い。三宅沼は東岸側に未舗装路が通っているが、低木に阻まれて沼の姿が思うように見えない。 この沼については半世紀以上前の魚養殖業界の研…

民安ダム(北海道天塩)

たみやすだむ。 道北のダム湖らしい雄大な景観が素晴らしい。天気の条件がよければ日本海に浮かぶ利尻富士も見えるようだ。 堰体天端はゲートと関係者以外立入禁止の看板あるが、駐車場や湖岸路には入ることができるので、貯水池やダム施設を見ることは問題…

更岸貯水池(北海道天塩)

さらきしちょすいち。堰体サイドにまでワンドが入り込んでいるめずらしい湖形。民安ダムの南側台地上にある貯水池。コンクリートの取水塔の高さと比べると堰体はハイダムスペックを満たしているように見える。 地図で見ただけでは堰体がどこにあるのか分から…

鷹泊ダム(北海道深川)

【たかどまりだむ。鷹泊貯水池】 雨竜川を堰く農業用ダム。40km上流には北海道一の釣り聖地リザーバーの雨竜湖がある。 鷹泊貯水池の右岸側に鷹泊自然公園があるが、これぞまさに自然に還っていく公園の姿という感じだろうか。案内板は朽ちて崩落し、休日だ…

鷹泊ダム下の池(北海道深川)

鷹泊ダムの堰体下にある管理事務所に向かう道の途中にある小さな池。 池の下には農地が広がっているが、ダムができる前の古い溜め池だろうか。畑への開口部には堤構造があるようにも見えなくもないが、立入禁止だったのでよく確認できなかった。 浮き草もあ…

下幌加内ダム(北海道幌加内)

しもほろかないだむ。 国道沿いにチェーン着脱場を兼ねた駐車場があって、貯水池のインレット側に接しており、堰体を向こう側にダム湖を見渡せる。 北海道の農業用のアースダムでは赤やオレンジの取水塔がよく見られるが、黄色は初めて。

寧楽ダム(北海道小平)

【ならだむ。寧楽貯水池、寧楽ため池】 オトイチセコロ川を堰くアースダム。留萌地方振興局のホームページによると防災ダム事業で改修されたとあったが、斜樋など、農業利水用の設備もあった。 この資料では「寧楽ため池」と記されている。改修記念碑にダム…

大椴ダム(北海道小平)

おおとどだむ。圧倒的な存在感で目を引く洪水吐。 「熊嵐」の銀爺が住んでいた風景? 「熊嵐」の銀爺のホームフィールド「鬼鹿山」を水源とする、防災とかんがいの両機能をもったフィルダム。堰体の後法面は草で覆われていて一見、アースダムだし、「ダム便…