水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,850湖

古池(長野県長野)

飯縄山西麓の戸隠高原の北はずれにあり、池の一辺に170mのコンクリート護岸が森を直線的に断ち切っている。一方、ゆるやかな斜面となって黒姫山につらなる草地の岸は園地のような様相で春にはミズバショウが咲く。 200mほど離れて種池も。種池(左)と古池…

みどりヶ池(長野県長野)

みどりが池。 野鳥や風景カメラマンに人気の水辺。「戸隠みどりヶ池」と呼ぶ人もいるが、確かにその方がこの池のもっているものが伝わる。戸隠(とがくし)という地名はやはり力がある。 池のまわりは戸隠森林植物園として無料駐車場、トイレ、遊歩道が整備…

ミドリガ池(富山県立山)

ミドリガ池から見あげる立山主峰の威厳には圧倒される。富士、白山とならんで日本三名山に列せられる立山。 はるか遠方の能登半島からも見える立山の主峰だが近づくにつれ姿が見えなくなる。それが立山が肩にのせる最高所のテラス、室堂平までシャトルバスで…

原池(愛媛県砥部)

四国最大の町である松山に隣接するというのに、砥部という町の池はなぜか日本最強クラスのミステリー水辺が三つもある。 この原池もインターネットでは50年のうちに32人が溺死、なんていう噂がまことしやかに囁かれている。なんでも、もんぺ姿の男女に声をか…

原池(仮称)(高知県室戸)

太平洋に挑むように鋭く突き出す地形が土佐男児を思わせる室戸岬。岬のみならず地域自体が先鋭化しながら岬に収斂する地形は、陸の孤島というより孤高といいたくなる。 高速道路が網の目のように津々浦々をつなぐ今、列島均質化を拒むかのようなこの地には、…

宝山湖(香川県三豊)

香川用水調整池。 大人の事情? ダム名を持たないのにダムカード。 日本一雨の少ない香川県の水道事情はやや特殊。隣県の徳島県を流れる吉野川の池田ダムから分けてもらった水を、総延長106kmもの導水路で香川県全体に広く引っぱっている。 利水権と分水嶺を…

おもしろい生き物がいる水辺

固有種、希少種、絶滅危惧種、未確認生物などなど、ひとくせある動植物や魚たちのいる水辺を集めてみました。 あしくらの池(長野県諏訪)などで見られる谷地坊主はセリ科の植物。ほかに日光戦場ヶ原や北海道釧路湿原などでも見られる。 掲載している、おも…

寄島アッケシランドの池(仮称)(岡山県浅口)

ピンクの部分がアッケシソウ。もとは島だった寄島と本土を干拓地でつないだことによって生まれた奇跡? 島と本土のあいだを干拓する地形は岡山の笠岡近辺ではしばしば見られるが、干拓地の調整池的な役割なのか、それとも環境保全の役割なのか分からないが、…

枡池(岡山県浅口)

個人的にはとても注目している浅口の野池群。 なかなか調査が進まないが、とりあえずアクセスしやすい県道沿いの池ということで立ち寄ってみた。 里池の香り高く、やはりいい。

五味池平の大池(長野県須坂)

五味池破風高原。 百名山・四阿山系の破風岳。標高2000mの頂稜から西に緩傾斜の天幕を広げる破風高原は、五味池平を爆裂火口とする溶岩台地だという。 この台地にに穿たれた五つの池群を総称して五味池と呼ぶ。 なるほど大池へと下って行く山体斜面に打ち込…

つつじが池(長野県須坂)

五味池破風高原。 五味池とは五味池破風高原に穿たれた五つの池の総称ということであるが、当初、現地の案内板に記された大池、苦池、西五味池、よし河原池、つつじが池の五池を指すのかと思ったが、つつじが池はキャンプ場管理棟横に作庭されたものらしく、…

よし河原池(長野県須坂)

五味池破風高原。写真を斜めに横切る樹林帯の手前に見える小さな池が、よし河原池か?五味池とは五味池破風高原に穿たれた五つの池の総称で、よし河原池はそのひとつ。 池群は火口壁上の牧場高原に二つ、下の火口台地近辺に三つあるが、よし河原池は消失した…

西五味池(長野県須坂)

五味池破風高原。 百名山・四阿山系の破風岳。標高2000mの頂稜からなだらかに下る天幕を広げる破風高原は、6月下旬には100万株ものレンゲツツジに、秋は牧草と木々の紅葉に彩られる。高原には大小五つの池が穿たれており、「五味池」はそれら池群の総称。 一…

美笠湖(長野県長野)

戸隠高原のへりに位置する池で、道をはさんだ周辺には茶屋やペンションが建つが、池下側からのアプローチ路は閉鎖され立ち入り禁止となっていた。茶屋側からのアプローチは可能かもしれないがまだ確認できていない。 イワナ、鯉、ウグイなどが生息していたと…

豊岡ダム(長野県須坂)

とよおかだむ。昇竜湖(しょうりゅうこ)。 県営の重力式コンクリート構造の多目的ダム。昇竜湖という貯水池名もなるほどと思わせる周囲の山容は、中国の仙境のようでもある。ダムの上流には、五味池破風高原があり、高原に行く県道の途中にある展望所からは…

竜ヶ沢ダム(長野県上田)

たつがさわだむ。竜ヶ沢湖。 紅葉が素晴らしい巣栗渓谷のハイライト水辺。 百名山の美ヶ原へと駆け上る山岳ドライブウェイの北側起点にあたる。 ダム入口にあたる場所には小さな看板があり、未舗装の駐車スペースと案内板が用意されている。堰体の天端は徒歩…

鎌池(長野県小谷)

かまいけ。 その池は、夫を殺されてこぼした女大蛇の涙。 百名山・雨飾山(1,963m)の山腹に静謐な水鏡を湛える鎌池は、百名山の作者である深田久弥の「雨飾山」の項にある言葉を借りれば、まさに久恋(きゅうれん)の池だった。 最初にこの池の存在を知った…

鉈池(長野県小谷)

なたいけ。 百名山の雨飾山(1,963m)の山腹にたたずむ紅葉と新緑の名所・鎌池にお伴のように寄り添う小さな池であるが、天狗の沐浴場のようなたたずまいを前に、そっと目をつむり息を吸い込む。標高1,190m。 それにしても、隣りあう池の名が「鎌(かま)」…

宮沢湖(埼玉県飯能)

メッツァ。ムーミンバレーパーク。12月1日(土)からは触れると光が反応し、宮沢湖を取り巻く同空間にいる人の存在を光で感じることができるアート性の高いイルミネーションイベント「チームラボ 森と湖の光の祭」が開催される。2019年3月3日まで。 2018年11…

宿瀬大池(岡山県和気)

堰体下側に中山サーキット。二車線の快適な峠越えの広域農道が近くを通るが、霧のせいなのか、この農道から池の直接の眺望は得られなかった。 写真は広域農道を上った先、峠近くから見おろした宿瀬大池。

初瀬池(岡山県和気)

国道沿いにある中山間部の池。訪れた日は霧が濃く、霧のあいまを縫って撮影した。 アクセスは容易であるが堰体入口に施錠されたフェンスゲートで閉ざされ、「あぶないのであそんではいけません」との看板あり。 堰体下には大中山温泉の看板と施設があるが201…

恐竜公園の池(岡山県笠岡)

池の中から首長竜が! 国の天然記念物のカブトガニの生息地がある岡山県笠岡は、瀬戸内の小島への渡船が行き来する港町。幹線国道2号線や山陽本線笠岡駅もあって交通量は多い。 生息地となっている海岸近くにはカブトガニをかたどったフォルムが目をひくカ…

川下川ダム(兵庫県宝塚)

かわしもがわだむ。 上水道水源池を堰くロックフィルダム。上水道系のお約束というか、立入禁止看板、厳重なフェンスをはじめ、ウェルカム感はない。 そのわりには妙に媚びた感じもしなくもないダム名を記したアートな碑(いしぶみ)は、ちょっと不思議。そ…

リンドウ池(富山県立山)

立山の主峰がここまで近い。登山拠点の雷鳥荘が池畔に立つ。富士、白山とならんで日本三名山に列せられる立山。 その肩にのった雲上のテラス「室堂平」に穿たれた四湖のひとつ。 室堂バスターミナルからは四湖のなかでいちばん奥にあり、徒歩で30分〜1時間ほ…

餓鬼の田(富山県立山)

ガキの田。フラットな台地上に点々と光っている池群が「餓鬼の田」 弥陀ヶ原は美しい山上の大高原で、 池塘が散在し、 高山植物が咲き詰め、 俗界から登って来た人々は ここで天上にある思いをする。(深田久弥『日本百名山』49/立山) 日本三名山に挙げられ…

鏡ヶ池跡(栃木県宇都宮)

メガドンキの駐輪スペースのかたわらに、ひっそりと立つ池の碑。宇都宮中心街にあたる場所は、かつては湧水が豊富な湿地帯で池辺郷(いけのべごう)と呼ばれるほどだった。宇都宮七水という名泉のなかには、現役の酒蔵として活用されているものもあり、いつ…

伝大池跡(岩手県平泉)

木の生えているあたりは島だったと考えられている。世界遺産、平泉。 長く史料のなかに残るだけの伝説の池だったが、1984年の平泉中尊寺庭園遺跡の発掘調査において位置と構造が確認された池である。この池跡のすぐ上手には現役の小さな池もあったが庭園とは…

大堤跡(岩手県奥州)

人柱によって数百年、決壊することなく地域を潤してきたという大堤も、今は堤跡に石碑が立つだけであった。 人柱の悲話伝説が今に伝わる消失湖。 その歴史と存在感から本来であれば胆沢扇状地の野池群の代表格といっていい溜め池だと思うが、現在、その姿は…

前田堤(秋田県大館)

大館のブラックバス釣りにおけるランカースポットとして実績があったということで、どんな面立ちをした池なのか楽しみにしながら訪れたが、池へのアプローチ路入口に釣り禁止についてていねいに説明する看板があった。 釣り禁止の理由は、堤体が痛むことと、…

保与谷池(兵庫県宝塚)

ほよだにいけ。宝塚西谷の森公園。 北摂エリアの里山と里池をまるごと「北摂里山博物館」として保全する試みがおもしろい。特にこのあたりは宝塚西谷の里として兵庫県阪神北県民局宝塚農林振興事務所という県の下部組織によって保全活動が行われている。 整…