水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,800湖

オリーブ姫湖下の池溜(仮称)(千葉県南房総)

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里見八犬伝の舞台でもある房総半島の中南部は、ひっそりと妖しい魅力を漂わせる池への遭遇率が高い地域だが、なかでも岩婦湖は忘れがたい池のひとつである。この岩婦湖の隣の沢筋に、お隣さんというか、姉妹湖とでもいうべき池を見つけたのは比較的最近のこと。
航空写真で見る限り、取水設備や堤らしきものは確認できず、採石場跡地という立地から、採石掘削によってできた池ではないかと思った。全国的に採石場には掘削による池が見られる。
ところがこういった池は岩盤むき出しで殺伐としているのが相場だが、この池に関しては木や草の緑をまとい、地図上ではオリーブ園の中の池ということになっている。状態が今ひとつ分からないので現場を見ようと訪れた。しかしあと500mというところまで来たところで厳重なゲートに行く手を阻まれた。
ゲートには、岩井オリーブ姫園という文字。

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あとで調べてみると、地元や関係者らはカヌーを浮かべて仮にオリーブ湖とも呼んでいるようだが、オリーブ姫園という名がかわいいだけにオリーブ姫湖の方が個性がでる。一般開放されて、お目見えがかなう日が来てほしいものだ。
残念ながら今回はこの池にはアプローチができなかったが、下側にあるもうひとつの池には入ることができた。
池の前には採石場のプレハブがあり、看板には「池溜」との文字があった。固有の名ではなく、単に池であることを示しているだけと思われるが、仮称としてそのまま使った。
看板には、硝油、爆薬の文字。池横に道にはイノシシの罠に注意の看板。オリーブ姫の国の配下は物騒な文字が並ぶ。

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奥の丘の向こう側にオリーブ園の池がある

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