水辺遍路

実踏・日本の湖沼 7,050湖

オリーブ姫湖下の池溜(仮称)(千葉県南房総)

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里見八犬伝の舞台でもある房総半島の中南部は、ひっそりと妖しい魅力を漂わせる池への遭遇率が高い地域だが、なかでも岩婦湖は忘れがたい池のひとつである。この岩婦湖の隣の沢筋に、お隣さんというか、姉妹湖とでもいうべき池を見つけたのは比較的最近のこと。
航空写真で見る限り、取水設備や堤らしきものは確認できず、採石場跡地という立地から、採石掘削によってできた池ではないかと思った。全国的に採石場には掘削による池が見られる。
ところがこういった池は岩盤むき出しで殺伐としているのが相場だが、この池に関しては木や草の緑をまとい、地図上ではオリーブ園の中の池ということになっている。状態が今ひとつ分からないので現場を見ようと訪れた。しかしあと500mというところまで来たところで厳重なゲートに行く手を阻まれた。
ゲートには、岩井オリーブ姫園という文字。

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あとで調べてみると、地元や関係者らはカヌーを浮かべて仮にオリーブ湖とも呼んでいるようだが、オリーブ姫園という名がかわいいだけにオリーブ姫湖の方が個性がでる。一般開放されて、お目見えがかなう日が来てほしいものだ。
残念ながら今回はこの池にはアプローチができなかったが、下側にあるもうひとつの池には入ることができた。
池の前には採石場のプレハブがあり、看板には「池溜」との文字があった。固有の名ではなく、単に池であることを示しているだけと思われるが、仮称としてそのまま使った。
看板には、硝油、爆薬の文字。池横に道にはイノシシの罠に注意の看板。オリーブ姫の国の配下は物騒な文字が並ぶ。

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奥の丘の向こう側にオリーブ園の池がある

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周辺マップ


男池(兵庫県小野)

鴨池。
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かつては叉手網による鴨猟も行われた野池。

農業用のため池。男池、女池、皿池の三つの池が肩を寄せ合うようなかっこうで立地。
男池と女池を合わせて、鴨池という呼称もあるようである。コハクチョウも含む2,000羽もの水鳥が越冬し、かつては叉手網(さであみ)を使った投げ網(突き網)猟も行われていた。この猟法は、石川県の片野鴨池や、東京および埼玉の宮内庁鴨場でも見られた。
駐車場、トイレが完備され、池畔には芝生の広がる岸や遊歩道、ボートハウスもある。
10月から3月末までは野鳥保護のため釣り禁止およびボート乗り入れ禁止されている。

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天端は道路。堰体側はコンクリート護岸
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野鳥保護のための規制看板(右二つは女池に設置)


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ボートハウスとトイレつきの駐車場


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男池(鴨池)の案内板


マークした場所は駐車場。

奥飛騨温泉の池(仮称)(岐阜県神岡)

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シーズン中は要予約のレールマウンテンバイク
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2018年「渓谷コース」が新設。ネット先行予約は2月末から。

池は、2006年に廃線となった神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅から200mほどの河岸段丘上にある。かつては温泉施設の池だったのかと思わせるような構造をもつが、現在、立ち入りはできず資材置き場のような感じになっていた。

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この奥飛騨温泉口駅はレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」の起点駅となっており、かなりの活況である。
廃線跡を自転車を改造した乗り物で走れるめずらしさだけでなく、神岡鉱山前駅までの往復5.8kmのコースには、二つのトンネルと橋梁、そして橋上駅まである。
駅舎には茶屋や資料室も。

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駅舎の中は、受付と資料室

2018年には新コースも設定されるとのことで発表が楽しみ。
また同軌道において2017年、神岡鉄道の旧車両である「おくひだ1号」が復活、自走して鉄道マニアの注目を集めた。運転体験もある。


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神岡の水辺めぐり

神岡のもうひとつの魅力。鉱山町歩きと「水屋」めぐり。

神岡の町中には共同水場として古くから地域の社交場にもなってきた「水屋」が今なお現役。
水屋をめぐっての散策は、町の情緒を楽しむにはうってつけだろう。
また神岡を見おろす山の上には、巨大な鉱滓ダムもある。道の駅もありマイカーでの拠点にも便利だ。

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神岡町観光案内板

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マークした場所はレールマウンテンバイクの受付駐車場。

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